以前、「三菱鉛筆」から出ているボールペン『JETSTREAM』について書いた。
「JETSTREAM」
当時としては驚異的な滑らかさの油性ボールペンだったので思わず購入したのだが・・・
そのうちささやかな?欠点が気になって使わなくなってしまった。
描画したラインが割れるのだ。

どうやらこのインクの特性でボールにインクが乗り切らないようだ。この現象は普通の油性ボールペンでも見られるが、ジェットストリームの場合は特にひどいように思われる。離れてみると線が擦れているように見える。
さて、しかしながらこのペンはかなり売れたということだ。そこでという訳か、この2月に「ぺんてる」から対抗馬が出た。
VICUNA ビクーニャ ぺんてる
従来品の約1/40、世界一の低粘度油性インキを採用とのこと。
滑らかなペンが好きなので早速、文具店の店頭で試してきたのだが・・・。
いやいや、確かにジェットストリームをしのぐ滑らかさ、『他社低粘度油性インキボールペンと比較しても、さらに低い。』と豪語するだけのことはある。
しかしながら、ですよ、なんなのだ、このボテ漏れの多さは!?これは筆記抵抗の少なさとのトレードオフなのか?購入する気になれなかったので写真が載せられないのだが。たまたま個体差によるバラツキだったのかも知れないが、某文具系のコミュでも同様の意見があったところを見るとボテ漏れの多い傾向はあるのだろう。
さて、滑らかに書ける水性ボールペンならなんでもいい、と普段あまりペンにこだわりは無かったのだが、少し気をつけなければ、と思うようになったきっかけは「三菱鉛筆」の『Signo』を使ってからだ。
水性顔料インクを使用し、くっきりとした濃いラインがかけるのはいいのだが、これが乾かない、乾かない。手で擦ると汚れるし、乾くまで書いた紙を重ねられないし、閉口した。
そんな折りに手帳オフで頂いたものを使って気に入ったのが、これまた「ぺんてる」の
『ENERGEL(エナージェル)』だ。

染料系の割には、墨汁のように濃いくっきりしたラインが書ける。驚くべきは乾きが速いこと。書いてすぐに擦っても、ほとんどかすれたり汚れたりすることがない。0.7mmは書き出しこそ多少の「溜まり」が出るものの、ボテ漏れや擦れもほとんど気にならないレベル。今のところ個人的には一番満足度の高い水性ボールペンだ。
ノック式とキャップ式があり、ノック式の0.5mmのペン先に僅かにガタツキがあるのが残念。なぜか行きつけの店では置いていなかったのだが、次はキャップ式を入手したい。
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ペン先に僅かにガタツキって言うのは、ペン先自体ですか? それとも、ペン先の軸と、ペンが出てくる本体の穴(?)が広くてがたつくのだったら、
マニキュアを塗ると固定します。