本日7日午後、宇宙飛行士の若田光一さんが搭乗する宇宙船「ソユーズ」が、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられます。若田さんは日本人として初めて、国際宇宙ステーションの船長を務める予定。滞在期間はおよそ半年とのこと。長いですね。ミッションの成功と無事の帰還を祈ります。
さて、先日、筑波宇宙センターで1日限りの特別公開イベントがあったので訪れてきました。
「JAXA特別公開イベント」門を入るとすぐにJAXAの象徴ともいえるH-IIの実物大模型が横たわっています。「宇宙兄弟」にもよくでてきますね。

すぐ傍にある「スペースドーム」(展示室)がやはり一番の見所でしょうか。
歴代のロケットのモデル。一番右側は9月14日に打ち上げ成功したばかりのイプシロン。

実物大「きぼう」のモデル。正式名称は日本実験棟:JEM(Japanese Experiment Module)

「きぼう」に付けられていた銘板。

外から見ると大きいですが、中はいろいろな機材で手狭です。



「こうのとり」 宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle、略称: HTV)

観光バスが収まる大きさで、最大約6トンの補給能力があります。現在、国際宇宙ステーションへの唯一の物資補給機です。
人工衛星はいろいろな形状、サイズがありますが、中にはこんなに大きなものもあります。

表面を覆っているのはアルミ蒸着フィルムで、断熱や放熱の役割があります。
巨大なロケットエンジン。大きいのに細部は小さな部品で構成され実に複雑。解説をうかがうと非常に高度な技術の結晶であることが分かるのですが、素人考えでもっとシンプルにならないのかな、と思いました。複雑なものはそれだけ故障やら制御の難しさが伴うからです。

他にも管制官の講演や管制室の公開(写真撮影禁止)、実験などいろいろなイベントがあり、JAXAの職員さんたちも文化祭のように楽しんでおられるようでした。
この特別公開は年に2度行われるとのことですのすので興味のある方はチェックしてみるといいでしょう。
「
JAXA」
先日、知り合いの方が『時々、「USBのケーブルを挿す時にどっちが上か分からない」という書き込みを見かけるけれど、必ず上にマークが付いている』というツイートをされていた。
これを読んで、「はて?USBの上下とはなんだろう?」と思ってしまった。ちょっと考えて合点がいったのだが、ノートパソコンなどの場合、USBのコネクタは横向きに差し込むものがほとんどのようなので、上下に気をつけて差し込む必要があったのだ。
私はメインでデスクトップを使っているのでそういう感覚がなかったのだ。少なくとも私の使ってきたデスクトップの場合はUSBソケットは全て縦になっていたからだ。
USBコネクタの形状は一般によく使われるものはAとBだろう。ここで問題にしているのはもっともよく使われる「A」タイプである。(これ以外にデジカメなどで使われるミニやマイクロがある。)

BタイプはHDDなどの周辺機器によく使われていてアルファベットの「D」のような形状。

お馴染みのAタイプ。
プラグの方は家にあるものを見たら全てこのように中の突起部と反対側にUSBマークが付いていた。
プラグの上下とマークの位置関係についてはネット上を検索してみたが、正確な規格としては見つけられなかった。逆向きにマークが付いていたという書き込みも見つけたので、規格の厳密さが、どの程度なのかよく分からないが、現状、ほぼこの通りになっているようである。
ユニバーサル・シリアル・バス(Wikipedia)さて、ソケット側である。

家にあるノートパソコンを見てみたら、メーカーの異なる2台ともこのように、ソケット側の突起が上に付いていた。即ち、プラグのUSBマークを上にして差し込めば、正しく差し込めるわけだ。
上下の場合、一旦このお約束を理解すれば確かにあまり戸惑うことはない。ところが縦の場合は簡単ではないのだ。まあ、ネット上には、この単純な長方形の外形もあいまって、左右が分からず一発で差せないイライラがいっぱい書き込まれている。
家のデスクトップを調べてみた。
DELL

ソケットの右側に突起あり。本体裏面のUSBも同様。
SONY

左側に突起あり。
このようにメーカーでも左右は統一されていない…
どころか…

同じパソコンの裏側のUSBコネクタ。突起は右側!
なんと一つのパソコンで表と裏で左右が統一されていないではないか。
しかも、ソケット側のマークの方向も一定ではない。
これでは、いちいち確認しながらでないと正しく差し込めないわけである。
どちらのパソコンも横置きにはできないタイプなので、USBの縦方向に対してはどうやら規格がないようだ。
私の場合、特にパソコン(ワークステーション)がでかくて動かせないので、裏側にあるUSBソケットが壁際で覗けなくて、手探りで差そうとするのだが、ほんとに困ることがある。
さて、昨年、このような不便を解決する商品が発売された。
「どっちもUSBシリーズ」(BUFFALO)すばらしいねえ。左右上下を厳密に分かり易く規定するより、どちら向きでも差せるという、この解決策はほんとに正しいデザインだと思う。
ソケット側とプラグ側の両方あって、単体のケーブルもあるので、次にケーブルを購入する場合はこれしかない、と思う。
東北関東大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。本当にどれほどの大変な状況か、想像しても絶句するのみです。
とにかく今は一人でも多くの人命が救われることをお祈りするとともに、現場で救助やインフラの復旧に力を尽くされている方々の懸命の努力に敬意を表します。
これからとても長い復興の道のりが待っていますが、皆で力を合わせて、新しい未来への前進を始めなければと思います。
もちろん、エラそうなことを言っても私には金も力もありません。しかし、これから何ができるか、考え続けることを止めてはいけないと思います。
とにかく、今は僅かながらの募金と節電はそれぞれの立場で可能だろうと思います。
いろいろと考えたことを書いたのですが、まとまりがなくなったので掲載は見合わせます。
その代わり、大前研一氏の解説をぜひご覧下さい。
氏は経営コンサルタントかと思っていたら、経歴を拝見して驚きました。
早稲田大学理工学部卒業、早大では応用化学を専攻。東京工業大学大学院原子核工学科修士課程を修了し、修士号を取得。奨学金を得てアメリカ合衆国のマサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科博士課程に留学し、工学博士号を取得。帰国後、日立製作所へ入社し、高速増殖炉の設計に携わる。(wikipediaより)
いやはや、とんでもない経歴ですね。とても理路整然として分かりやすい話に感銘致しました。(この聡明な方が1995年に都知事選に出馬したときに、都民が選んだのは「青島幸男」氏でした。)
私は現実の世界をリアリティを持って見る「技術屋」という職種を最も尊敬しています。
ショットノートが7日に発売され、Twitterでもその話題が多い。どこに行っても品切れだそうだ。
あたしゃ、もう
3日の夜中から自作して遊んだので今は憑きものが落ちた感じ(笑)
でも、そうそう、あれをやり残しとったな、と。
ショットノート「ラベル」の検証だ。
貼ったり剥がしたりできるシール用紙に自作のマーカーを印刷。

テストのため、いくつかの大きさを用意した。
我が家にはホワイトボードはないのだが、ほぼA1のマグネットボードがあったのでそれを使ってみる。
真ん中にカレンダーを貼り付けて、周りにマーカーを貼り付けた。

斜めになっているので蛍光灯が反射しているが、ま、ご容赦。
マーカーは目分量で貼り付けたので割りといい加減。
読み取り結果。

少し縦長になっているのは、貼り付けた際のアスペクト比が適当だからだろう。正確に遠近補正するようにするには、製品版の比率に近づければいいと思う。
これでだいたいA2サイズぐらいかな。
最初、一辺が5cmのマーカーを貼り付けたらどうしても認識してくれなかった。
上記の写真のマーカーは一辺が3cmだ。
もちろん、「SHOTNOTE」のロゴも必要だった。
厳密にやりたければできるだけ製品版のサイズを比例拡大させてやればいいだろう。
やってはいないが横長でも認識するはず。
会社でホワイトボードにラベルを貼るのが流行ると思う。
お風呂場の電球が切れた。
電球といってもパナの「パルックボール スパイラル」。蛍光管を電球形状にしたもので、省エネ、長寿命をうたった製品。スイッチを入れても点灯したりしなかったりするようになり、そのうち全く点かなくなった。

あれ、まだ1年ぐらいしか経っていないのにな、結構高かったように思うが、ちょっと早すぎるんちゃう?ハズレ引いたかなあ、ぐらいに思っていた。
ところが丁度そのとき、タイムリーにパナの蛍光灯のリコール記事を目にすることになった。
「パナソニック:業務用蛍光灯に不良品 無償交換へ」(どうせすぐにリンクは切れるから貼りませんが、
「リコールナビ」などに情報が挙がっています。)
その記事の「蛍光灯」と「インドネシア製」というところが一致したのでこれも該当するのかな、と思って電話してみた。
実際には「直管」のみということで該当する製品ではなかったのだが、担当の方が「お風呂場ですよね?それならそんなに使われてませんよね。一応本製品の定格寿命は6000時間となっていますので不良品だと思われます。」ということで、丁寧に謝罪され、代替品を送って頂けることになった。
電球のパッケージは切れた古い電球を入れてゴミに出してしまうので手元に残らないことが多いと思う。たしかに送られてきたパッケージには「長寿命約6000時間」と明記されていた。

シャワーで済ますことも多いので1日1時間も点灯していないが、仮に1日1時間点けていたとしても365時間。確かに十分の一も経っていないのでたまたま良品でなかった可能性が高い。
パナがエライのは代替品を送ってくれるだけでなく、着払い伝票付きで、切れた電球を送り返してもらい、ただちに原因究明を行いたいと仰っておられるところ。確かな製品を作るための地道な努力がある。
切れた旧製品(右)と新品(左)を比べると、

ロゴがNationalからPanasonicに変わっていること以外に、白い樹脂の部分のエッジが取れ、デザインにも手が加わっていることが分かる。ガラスの質も変わったようだ。日々カイゼンがなされているのだ。
日本のものづくりはエライのだ!