昨日の夜は見事な満月が輝きました。空気も澄んでとても綺麗に見えました。
本ブログでも右下にCASIOの日めくりカレンダーが付けてあり、月齢が表示されています。
今夜は満月か、と思っていたら、「お月様がきれい」というツイートがたくさんあったので、久しぶりに写真を撮ってみることにしました。
最初、光学18倍のコンデジを持ち出してみたのですが、明るすぎて全くうまくいきませんでした。
そこで三脚に望遠鏡を取り付けて、大昔のカメラで出直した次第。
せっかくだから大きなサイズで。クリックで拡大。

細かいところまで見えるように、やや暗めにしてあります。
さて、何に見えますか?
改めて見てみると、うさぎには見えないなあ。
お国によってやはりいろいろと言い伝えのようなものがあるようです。
さて…
「befunky」右上の「Get started!」から始めます。
まず「Edit」で各項目を弄ってみました。

HUE/SATURATIONで、色相と彩度を変更し全く違う色合いにしてみました。他、精細度などを調整し、古い白黒写真に着彩したような雰囲気でしょうか。
「Photo Effects」 の方ではさらに様々な効果を付加することができます。
「IMPRESSIONIST」

これは、ちょっとマーカーで描いたような雰囲気です。やや、コントラストが強くなり、黒つぶれ気味なのが残念です。
「UNDERPAINTING」

この変換アルゴリズムは初めて見ました。樹木の部分が不思議な変化をして、まるで水木しげる先生が描いたマンガのようです。
「OLDPHOTO」

写真草創期のガラス乾板のイメージでしょうか。西部劇に出てきそうです。
ここからTwitterなどにもupできるようですね。また、フレームやデコレーション、テキストなども追加できます。無料版では、変更後のサイズに制限があるようで、あまり大きな写真は変更できません。有料版にすると、適用できるエフェクトも増えるようです。
「FotoFflexer」ここもいくかのエフェクトとデコレーション、フレームなどが用意されており、いろいろな加工ができます。
「Fresco」

フレスコ画の時代や適用度を調整できます。
「BIG HUGE LABS」いろいろな画像加工のオプションがあります。
「FX」から「SKETCH」を適用。

ここのスケッチ効果は点描タイプ。
「Mat」

色や幅を調整出来るほか、「Bevel edges」をチェックしておくと、エッジを斜めにカットしたフレームを付けてくれます。版画の額のようですね。これはちょっと珍しいのでは。
「写真加工.com」本日紹介する「写真加工.com」はオンラインで100種類以上のデジタル画像変換ができるサイトです。
このサイトは本当にビックリで、様々な画像変換がある上に、非常に細かい設定が可能です。そこら辺の画像変換ソフトなど太刀打ちできないぐらい充実しています。その上、クレジットの付加もありません。
ここで、前回の「HDR」を試してみましょう。(オリジナル画像は
「画像加工1」を参照)

「イメージングスクエア」の「HDRアート」ほど派手な絵画的変換ではなく、むしろ、白飛びや黒つぶれを改善して明度を調節する感じです。普段でも明るい空が入ったために被写体が黒くなってしまったりするようなことはよくあります。そういうときに活用できるのではないでしょうか。(もちろん、設定を調整する必要はありますが)
次、「ベルビア」を試してみます。
ベルビア(velvia)とは富士フィルムのカラーリバーサルフィルムで、非常に高彩度の画像が得られるという特徴があります。ここではコントラストが強く彩度の高い絵になりました。
「ポップアート」

3色を自由に変更したり、適用量を設定できるので、いろいろと使い勝手がありそうです。
「ポラロイド」

ポラロイド加工は他のサイトでもありますが、画像の雰囲気、トリミングともこのサイトは抜群です。上記の通り、手描き風のフォントで文字も入れられます。
さらにこれを次のサイト
「K2::ポラロイド風加工」で処理するとこんなこともできます。

さて、写真加工.comに戻って、「トイカメラ」

設定がたくさんあり弄っているだけでも楽しいのです。「謎の光」という項目がいいですね(笑)
「雨」

これは珍しい設定。この雨はgifにして降っているように動かすこともできます。
他にも多くの種類があります。「写真加工.com」様、多謝!!
最近、モノ系雑誌でよく見るデジカメが、CASIOの
「EX-ZR10」。で、このカメラの売りがHDRアート機能。
HDRとは「high dynamic range imaging」の略。
詳細はgoogle先生にまかせますが、私の理解している範囲では、複数の露出の異なる写真から白飛びや黒つぶれのない要素を抽出して、通常より広いダイナミックレンジでの明快な画像を得ようというもの。その際の処理の仕方によっては、極端に鮮やかで、昔のカラーコピーに似たような、どこか懐かしい雰囲気のアーティスティックな画像が得られるということのようです。
「EX-ZR10」はカメラがこれを自動で処理してくれるということ。なかなか面白い画像が得られるようなので、PCで簡単にできないか、調べてみました。
検索するとフリーソフトなどもヒットするのですが、基本的に露出の異なる3枚の画像が必要なようです。ま、当然といえば当然なのでしょう。最近のカメラには自動的に露出を変えながら3枚連写してくれる「オートブラケット機能」が付いていますが、それでも手ぶれせずに3連写するのは大変。三脚を用意するのも面倒だし、いろいろと試している人たちもなかなか苦労しているようです。
なんとか1枚の画像から擬似的に作れればいうことはないのですが・・・
で、いくつか探していたら、驚いたことに、件のCASIOさんが1月11日に開設したばかりの
「イメージングスクエア」が凄かったのです。本家のカメラでできるHDRアート写真とほぼ遜色ないものが、簡単に作れちゃうのです!いいのか、CASIOさん?豪気だなあ。
では、テストしたものを。これがオリジナル。昨年の秋に私が箱根で取ったケーブルカーの写真。

これを「イメージングスクエア」でHDRアートにしてみると…

おおお、すばらしい! え?
「EX-ZR10」要らない…あわわ、いや、とても有り難いです。実は、加工後、ややボケたのでコントラストを少しだけ強調してあります。まあ、上下に大きなクレジットが入るわけですが…嫌なら「EX-ZR10」を買ってくださいということで。
さて、この他、「イメージングスクエア」では12種類の「絵画風変換」機能があります。
いくつか試してみましょう。まずは油絵。

なかなか雰囲気出ていますね。写真を絵画風に変換する画像ソフトなどはいろいろありますが、このサイトの変換アルゴリズムはかなりすぐれていると思います。
次、同じく油彩ですが、「ゴシック風」。

これまた全然違う雰囲気になりました。
次、「ガッシュ」。ガッシュとはポスターカラーの上質なもので、ここでは不透明水彩のような意味合いだと思います。

上手に、平板化して、処理の仕方に嫌みがないと思います。サイトには「シルクスクリーン」風もありますが、どちらかというとこの「ガッシュ」の方がシルクスクリーンぽいかも。
ここではページの都合上、縮小したものを載せましたが、もっと大きな画像で見ると、筆の跡までリアルに伝わってきます。
「イメージングスクエア」は簡単な登録で無料で使うことができます。HDRアートが気になる方は試してみてください。
さて、HDR加工から始まって、他にも画像加工の使えるサイトを見つけましたので、また次回。
2月に12年もののアナログテレビが逝ってしまった。
リモコンが効かなくなって既に1年以上。チャンネルやボリュームを変えるのに一々直接テレビのスイッチをいじらないといけなくなっていて、リモコンの有り難さが身にしみたものだ(笑)。
そしてとうとう上下にラインが入ったり、勝手に付いたり消えたりするようになってしまったのだ。
で、仕方なく観念してテレビを買い換えることになった。
いろいろ調べて雑誌「家電批評」でもその高精細な表示から、もっともコストパフォーマンスが高いと太鼓判の東芝REGZAのR9000にした。32型と今や小さい方の部類に入るサイズだが我が家では十分。外付けのHDDに録画もできる。これはムーブができないので見て消すだけになるが、「時間」を買うという意味では外付けHDDはリーズナブルだ。
以前から最近の液晶テレビが高画質なことは知っていたが、非常にレベルが高いので驚いた。(しかもR9000はだいたい中の上ぐらいで、これより高画質な機種はいくらでもある。)
さて、高画質な画面を見て気がついたことがいくつかあるのだが、その一つが画像を資料として使う際の品質が極めて良くなったことだ。
目新しくもない方法で、誰でもテレビの画面をデジカメで撮ったことはあるだろう。しかしながらアナログのブラウン管の場合はモアレや、走査線の影が出やすい。もちろん画質には全く期待できなかったはずだ。

これでも綺麗に撮れている方だが、木目のようなモアレと、下の部分が走査線の影響で明るさが変わっている。
同じものを地デジのテレビで撮ると・・・

イラストボードの肌理(きめ)まで分かるではないか。手を加えれば印刷データの解像度に肉薄するレベルではないだろうか。AVやパソコンに強い人ならケーブルなどでつないでダイレクトにデータを取得できるかもしれない。地デジのチューナーを積んだ最近のパソコンならもっと簡単だろうし。
しかしながら、単純にテレビ画面をデジカメで撮ってもこれだけの絵が見られるなら資料としては十分だろう。
ただ、地デジ放送とはいえ、調べてみると、解像度やら何やらいろいろとややこしいことがあるらしい。それに一つの番組内でもアスペクト比が旧来の4:3の画面(両端が切れている)と16:9のものが混在している場合がある。放送局の方でも機材が移行途中なのかもしれない。
例えば「開運!なんでも鑑定団」の中では、同一放送中に高精細な映像とそうでない映像が混在して使われていた。


放送側のデータの違い以外にも、やはり画面が動いている場合は撮影には向かない。録画の場合は一時停止ができるという利点もある。また、カメラでの直撮りだと露出やシャッター速度、ズームの使い方などでやはりモアレなどが出たりする場合もある。
いずれにせよ、高画質な放送は参考資料としてビジュアル的にとても高いレベルに達している。動物や自然系の番組など、それ自体が図鑑以上のパフォーマンスを持つようになるだろう。