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2020 立体カレンダー

2020年の立体カレンダーです。

“Hexagonal toroid Calender 2020”

cal20.jpg

展開図はこちら

→ Spiel Works


立方体が3つ繋がったデザインがまだあるのですが、それはまた来年にとっておいて、違うイメージのものを考えました。

1枚の展開図でできるのですが、A4に最大の大きさで入れるために二つに分けました。
今回、かなり難易度高いです。(自分は15個ぐらい試作して慣れましたが(笑))

さて、いつものように厚みのある紙にプリントします。折り線に千枚通しなどで筋をつけ、切り抜いたら予めしっかり折りを入れておいてください。

まず、▲マークの部分を貼り合わせて1枚の展開図にします。


191216a.jpg



特に決まった接着の手順はないのですが、部分的に筒状にせず、最後までできるだけ開口部を大きくとって指先や千枚通しなどの道具が入るようにしていった方がよいでしょう。慌ててつくらず、のりしろ一つ一つをしっかり貼り合わせていきます。

191216b.jpg


最後に蓋をかぶせるような感じで。

191216c.jpg


この形状、ちょっと手強いのですが、もう少し探求しても面白いものになりそうです…














かしこい箱

街のピザ屋さんで買ったときの箱がすばらしい設計でした。

180131f.jpg

開くと1枚の紙になり、糊付け部分がありません。


180131g.jpg

重要なポイントはこの角の処理。


180131i.jpg

蓋の部分を閉じていくと勝手に角が内側に畳まれていきます。


180131h.jpg

コーナー部分がC面状に凹むとともに、構造上、蓋を支えるので重ねた場合などの強度が増します。

賢すぎる!!!





2018 立体カレンダー

ギリギリ!

2018年の立体カレンダーです。

拙ホームページのspielworksに展開図が載せてあります。

まず、折線にあらかじめ鉄筆などで折りスジをつけておいてください。
外側の濃い実線をカットします。

171216a.jpg
内側にいくつか穴が開きます。

まずは2018と書いてある真ん中部分から貼り合わせていきます。

171216b.jpg

手順を考えながら少しずつのりしろを貼り付けていってください。先を考えないで闇雲に貼っていくと、非常に作りにくくなる場合があります。

171216c.jpg

ヒントとしては最後に12月を蓋のように貼るということ。

171216d.jpg


さて、出来上がり。


ca18.jpg


今年も年末の修行をこなしました(;^_^A


オリジナル名刺11

てっきりこのblogで紹介したとばかり思っていたのですが…したかな?してない?
最近はツイッターで発信してしまうので、こちらが滞り気味。すんません。

フォールディングパズルを応用した名刺。

170719a.jpg


一枚の紙を折って構成されています。糊は使っていません。


で、まあ、こいつを眺めていたら、切り方を変えられることに気が付き…


170719b.jpg


うーん、シンプルにはなったけれど、デザインのい面白さとしては最初の方に軍配が上がりますね。

さらに、あれ?もう少し行けるんではと…


170719c.jpg


折り目、さらに倍!

分かりやすいように裏面に色をつけてみました。

やり過ぎですね。名刺としては書くところが少なくなる上に、細くなり過ぎてさすがにやや節度が弱いかなあ。
というか、コンニャクの煮つけネタということがバレちゃいますね(;^_^A











2017年 立体カレンダー



2017年の立体カレンダーです。

161206a.jpg


六面すべてがL字状になった立方体。

2008年の「4CUBES CALENDER」から凹みが二つ少なくなった形状なので、一見非常にシンプルなんですが…。


毎年立体カレンダーを設計していますが、いくつか決まった条件があります。

1.当たり前ですが、展開図として成立すること。

実は立体のイメージから展開図を探っていくと展開図の面が重なってしまうことがあるのです。
当然ながら平面の紙の上では同じ場所に面が重なって存在することはできません。つまりどこかで重なる部分を他所にもっていかないといけないのです。


2.1枚の繋がった展開図となること。

これは必ずしも必須の条件ではありません。それよりもA4の中にできるだけ大きく納まるかという条件の方が優先されます。
従って、1枚の繋がった展開図にできることが分かってもわざと分割することもあります。

3.すべての辺が「のりしろ」で閉じられること。

これは数学的に展開図を研究している場合にはおそらく関係ないことでしょう。
しかし、実際にパッケージを作るシーンなどでは必ずのりしろによって辺を保持しなければなりません。つまり、数学的には展開図が成立してものりしろを設けることができない場合もあるのです。

今回の形状はこの3の条件を満たすのに苦心しました。形状としてはシンプルで角を2か所凹ませればいいだけなのですが。
最後までうまくいくか確信が持てませんでした。やれやれ、なんとかちょっとパズル的な設計でクリアすることができました。


作り方は山折り・谷折りに従っていけばそれほど難しくはないでしょう。

2か所の凹んだ部分を先に作るようにしていくとよいでしょう。

161206c.jpg



さて、お時間ありましたら拙ホームページのspielworksより図面をDLし、組み立ててみてください。

161206b.jpg


















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