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「五百羅漢 狩野一信」展

法然上人八百年御忌奉賛 特別展「五百羅漢―増上寺秘蔵の仏画 幕末の絵師 狩野一信」

会  期 平成23年(2011)4月29日(金・祝)~ 7月3日(日)
会  場 東京都江戸東京博物館 1階展示室 〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1

詳細は下記にて

特別展「五百羅漢」


パンフレットに打ちのめされてすぐに前売りを購入しました。


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これがほんとの「どや顔」。お猿もびっくり。
「デロリ」の極みですね。

その後、地震で施設が壊れてしまい、開催が延期となっていました。近日中に観に行きたい思います。

上記ホームページではいくつかの絵を観ることが出来ます。また、カタログの通販もあるようです。












ネンチャクシコウ展

かみの工作所」さん主催の「ネンチャクシコウ展」が22日まで開催されています。

■会期 2011年4月27日(水)~ 5月22日(日)11:00~19:00 (無休)

■会場 リビング・モティーフ B1F「ビブリオファイル」内
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル
リビング・モティーフ B1F 
Tel: 03-3587-2784 URL: www.livingmotif.com

先日、そのワークショップに参加させていただきました。

参加者は30名以上、3時間に及ぶ長丁場。5人のデザイナーさん全てとその作品を実際に触って体験するというなんとも贅沢なひとときでした。紙モノ好きにとっては至福と言えます。


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トリノス 


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tapehook


いずれの作品もデザイナーのオリジナルな視点が光っています。その発想に感心したり、ここをこうしたらどうだろう、と想像を膨らませたり…

過去のものも含め、こちらの頁に詳細が載っています。


「かみの工作帖」







デザイン・フェスタVOL.33

恒例のデザイン・フェスタを見てきました。

「デザイン・フェスタ」

出展者の様子などは上記サイトから見られるようです。

ちょっとだけレポートを。


「特殊メイク」を体験。

Amazing School JUR

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いやー、毎回、見る度にこれ、やってみたかったんですよ。いつも混んでいて諦めていたのですが、今回、たまたま空いていて出来ました。

特殊メイク用のシリコン素材やら絵の具は日々進化しているそうで、まあ、本物と見紛う仕上がりに(笑)
あ、もちろん、アーティストさんの腕がなければこうは行きません。傷周りのあざも日本人の肌に合わせ、微妙に青みがかかっているのです。日々、研鑽しないと実はなかなかリアルにできないはずです。今回、アーティストさんは女性ばかりだったのですが、彼女らは何種類もの傷を作り分けることができるのです。
資料などを調べているとヘンに思われるから大変だと仰っていました。お察しします(^。^メ)

実はhoririumのダークサイドも傷に関連したような絵を描いたりするのですが、ヘタクソだし、見せると少ない友達がいなくなってしまうので公開できませぬ。

かの超絶絵師、「松井冬子」を例に出すまでもなく、傷や内臓というモチーフは生命表現のひとつなのです。すぐにグロいと目を背ける向きもおありでしょうが、あなたの中にもあるものなのです、なーんてな。


「カエルのポーチ」  shingguapoura

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今回、いろいろなブースでカエルグッズを見かけました。モチーフとしては一番人気と言ってもいいでしょう。その中でもこのカエルのポーチは出色。これぞ、まさに「がま口」。和服生地のちりめん柄?を活かし、とてもリアルに表現されていました。



「パンケーキのポーチ」  泡糖工房

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これはやられました。「Q-pot」もびっくりのパンケーキのポーチです。
バターの部分が小物入れに、ケーキ部にファスナーがついてポーチになっています。単純に再現性だけを目指しているのではなく、アンティーク風味に振ってあるのも得点が高いのです。


「バードコール」  kiitos!!

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「キートス」とはフィンランド語でありがとうの意味だそうです。
写真では大きくなりすぎてしまったかもしれませんが、高さ5cmほどの小さなオブジェ。

塗装された木に工業用のネジが刺してあるだけのシンプルさですが、オブジェとしてなんとも佇まいのよいこと。
しかも、このネジを回すとピピッと音がし、バードコールとなっているのです。



「Stick」  SEEDS

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LEDキャンドルです。これは完全な工業製品。デザフェスはアマチュアだけでなく、プロも参加しています。
後から知ったのですが、SEEDSさんはバンダイナムコの関連企業でした。他にもいくつかの形状があります。

もちろん、LEDキャンドルなど今までもいろいろあるわけですが、なんの外連味もないシュッとしたスタイルが気に入りました。しかも、価格もお手頃だし、炎も揺らぐし、製品の作りといい、まあ、よくできているのです。


garland cg worksさんの絵葉書

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いつもその超絶の技に憧れてしまいます。今回も新作の絵葉書を購入。単なるCGではなく、実物としての機構まで考慮されています。特殊メイクの傷のことをすっかり忘れていて、驚かせてしまいました(笑) すみませんでした(;^_^A



その他、会場ではあちこちで巨大な絵画の制作実演があります。その一つ…

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外国人のアーティストさんの作品。白黒ですが、力強い馬の絵が注目を集めていました。

他にもたくさんのすばらしい作品がありましたが、もちろん紹介仕切れません。気になる方はデザフェスのサイトをご覧下さい。
最後に、今回のパンフレットの表紙絵他を担当された益田由二氏と「フォトモ」で有名なマスダユタカ氏のサイトを紹介しておきます。

http://homepage2.nifty.com/hmobox-yuuside/index.html












「パッケージ」系展覧会2つ 

展覧会をはしごしたのでレポート。

「包む―日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

この展覧会は、目黒区美術館が 1988年に、岡秀行氏((1905-1995)戦前よりグラフィック・デザイナーとして活躍)より譲り受けた 「日本の伝統パッケージ <包む>コレ クション」を紹介するもの、とのこと。

食料品を中心に、木や竹、藁などという素材で包まれた、日本の知恵とでもいうべきパッケージを見ることができる。

ただ、品物をそのまま展示してあるだけ、という工夫の無さが残念だった。触ることも写真を撮ることも禁止。
詳細な説明パネルもない。
入り口で本展のカタログやら日本の伝統的なパッケージを集めた本を売っていたが、これでは本を眺めているのと大した違いはない。

大切な昔からの資料に触れられないのは当然としても、展示物はかなり現代のものが多いように(代用している?)見受けられた。


例えば、私の好きな新潟の特産品に米を蒸しただけの素朴な「ちまき」がある。会場にもいろいろな形態のちまき(の写真)があった。

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これは大きな笹の葉で餅米を三角に巻いてあるのだが、それがいかに見事に巻いてあるか、外から見ただけでは分からない。
笹や藁で作られたパッケージは、包むものと包まれるものの素材の特性が一致し、そこに長年の工夫が施されて完成した形態だ。

そのような手業(てわざ)の有り様は外見だけからは決して感得しえない。実際に素材に触れ、ほどき、組み立てたりすることによって初めて先人の知恵の一端に触れることが出来る。

会場に藁や和紙などの素材を用意し、触れるようにすることはそんなに難しいことなのだろうか…。
せめて、職人が組み上げる過程の写真ぐらいは用意してあってもよかった。

(単日のワークショップは開催されるようだが、参加費3000円の材料費1000円って、そりゃ何だよ!)

単に展示してあるだけではなく、伝統パッケージの本質を伝える工夫を凝らさねば、譲られた岡氏も残念なことだろう。



「箱 “しまう・はこぶ・おくる”」 世田谷文化情報センター 生活工房


世田谷区役所の出張所に隣接した小さなギャラリースペースに、パッケージ関係のなんともまとまりのつかない展示が並べられていた。

私のようにどんな箱でも箱に触っているだけで嬉しい人間にとっては興味深い展示ではあった。個人的には作家さんの作品は刺さらなかったが、いくつか工業製品の専門的な知見が得られ満足。

例えば、同じ内寸で作られた箱でも、箱の作り方で「ステッチ型」「L字ステッチ型」「貼り箱」とあり、それぞれで蓋を閉めたときのゆるさが違うとか…

こういうものにも触れて嬉しい。

「ノンステープル段ボール」

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底の部分。ステープル(針)もテープもない。

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中はというと…

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こだわり「惚レタス」の箱に惚れたす。こういう段ボールを触ってニヤニヤできる珍しい人は行くべし。


それにしても「世田谷文化情報センター」、ワークショップスペースも豊かで贅沢なことよ。さすがにお金持ちの区は違うなあ。

こんな楽しいスペースも!

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モンゴルのパオをモチーフにした多目的スペース。ロールカーテンで小屋のようになるのだ。





『3331 Arts Chiyoda』は終わりのない文化祭会場

「3331 Arts Chiyoda」で「TOKYO FRONTLINE」を観てきました。

「TOKYO FRONTLINE」
は東京発の現代アートのアートフェアです。(詳細はホームページのMISSION STATEMENTなどをご覧下さい。)

展覧会の雰囲気はこちらのレポートにたくさんの写真があります。

TOKYO FRONTLINE探検隊・オノさんのレポート vol.1「FRONTLINE」


私は展覧会よりもむしろ、廃校となった中学校を改造した「3331 Arts Chiyoda」に魅せられました。

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真っ白で贅沢な空間の展示スペース。

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2階部分は体育館をそのまま利用しています。

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下駄箱が残されています。メールボックスでしょうか。

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手洗い場も。

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この他、教室部分はギャラリーや工房として賃貸されているようです。全体的により静かで格調高い「デザインフェスタ」とでもいうような趣きでしょうか…。個人的にはちょっとアーティストたちの営業力の無さというか、せっかくの空間が放ったらかしでもったいないなあ、と思いました。

とにかく学校をリフォームしたということもあり、ノスタルジックな気分に取り込まれそうになる、ヤバイ空間です。アートを指向する者がこの空間に入り込むと、「ビューティフル・ドリーマー」となって終わりのない文化祭を繰り返すことになるかも知れないっちゃ!

でも、大丈夫。そんなときにはレンタル料金について考えると、現実の世界に戻ってくることができます(笑)




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