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2021年 立体カレンダー

2021年の立体カレンダー

Twisted Baumkuchen Calender 2021

201202g.jpg

何なんでしょう、この形。ちょいとひねくれています。ずいぶん前から気になっていた形なのです。

展開図はこちら

→ Spiel Works

(過去のものしか出てこない、という場合はページをリロード(再読み込み)してみてください。)



昨年同様、実際には1枚のつながった展開図にできますが、大きさを優先してぎりぎりまで詰め込みました。
難易度は高くはありませんが、ちょっと面倒くさいです。

ハガキぐらいの厚みのある紙(A4)にフチ無しで印刷(できない場合はPDFなので少し縮小印刷すればよいと思います。)して、折り線に千枚通しなどで筋をつけ、予め折っておきます。

今回、組み立てる順番にややコツがあります。真ん中の部分から組み立てていくと作りやすいのです。それも内側の小さな曲面の方から。

写真のように、まずは2月と5月を貼り合わせるのですが、このとき、矢印のように「のりしろ」の角が位置合わせの基準になります。
この角を合わせて糊付けを進めていきます。

201202a.jpg


貼り合わせたところ

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同様に5月と8月を貼り合わせます。

201202c.jpg

裏側

201202d.jpg


ここに11月を貼り合わせて蓋をします。ここまでいずれも「のりしろ」の角と角が始点になることにご注意ください。この位置決めがずれるとうまく作れません。

201202e.jpg


言い忘れていました!長い曲面は片側ののりしろを先に全部貼り合わせるのではなくて両方ののりしろを少しずつ並行して貼っていくと作りやすいです。
真ん中部分が貼り合わせられたら、あとは淡々と作業をすすめるだけ。

201202f.jpg



さて、これはバームクーヘンの1/4を捻りながら3つ繋ぎ合わせた形になります。紙の制限で3つ分にしましたが、延々と繋ぎ合わせていくと面白いものができそうです。

螺旋状になったり…

201202h.jpg


尺取虫?

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冬休み、ステイホームの無聊の慰めにいかがでしょうか。


紙リボンのしおり (ペーパークラフト)

紙を細く切って栞を作ってみました。

ここではA4の紙を15㎜幅でカットしたものを使いました。

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最初だけ60度を測って正確に折ります。

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次のテープを通します。

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裏に折って

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表に折り返して最初のテープをくぐります。

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これだけでもキャンディーみたいでかわいいのですが、次のテープを繋いでいきましょう。

200722f.jpg


折り込んでいきます。

200722g.jpg


右側にもう1本

200722h.jpg


端を始末していきます。
裏側、折り込んで、突き当りを折って印をつけ、ハサミでカットします。
カットした端を中に入れて…

200722i.jpg


完成!

200722j.jpg


テープを繋いで伸ばしていったら何かに応用できるかな?







錯視格子のテセレーション2 ペンローズの三角形の錯視

2020/04/17

ペンローズの三角形の応用で錯視格子を作る錯視のバリエーション。
(クリックで拡大)


200417a.png




200417b.png




200417c.png



これらの図形は六角形ごとの単位にしてみると、フラクタルのような様相を呈しています。


200417e.png






「錯視格子」を透視図法に

2020/04/13

以前から井桁の錯視を色々と描いているのですが…

拙作の飾り原稿用紙、『金鶯錯』はその井桁の錯視をモチーフにしたものです。


「あたぼうステーショナリー 金鶯錯」



よく見ると井桁が上下に移動し、現実には不可能な組木の飾りが周囲を囲んでいます。




さて、この井桁の錯視に遠近法を取り入れてみました。
(クリックで拡大)


200413a.png


左側は等角投影法で、これは錯視にはなっていない状態。

真ん中は左のものを錯視にした状態。組木としては成立しない形状。もちろん、繋ぎ方は他にもいろいろとできます。

そして一番右側がそれを三点透視図法で起こしたもの。井桁の幅などに歪みが生じますが、一応錯視としては成立しています。




200413b.png


同じく、両サイドに柱を立ててより組木らしくしました。




2020 立体カレンダー

2020年の立体カレンダーです。

“Hexagonal toroid Calender 2020”

cal20.jpg

展開図はこちら

→ Spiel Works


立方体が3つ繋がったデザインがまだあるのですが、それはまた来年にとっておいて、違うイメージのものを考えました。

1枚の展開図でできるのですが、A4に最大の大きさで入れるために二つに分けました。
今回、かなり難易度高いです。(自分は15個ぐらい試作して慣れましたが(笑))

さて、いつものように厚みのある紙にプリントします。折り線に千枚通しなどで筋をつけ、切り抜いたら予めしっかり折りを入れておいてください。

まず、▲マークの部分を貼り合わせて1枚の展開図にします。


191216a.jpg



特に決まった接着の手順はないのですが、部分的に筒状にせず、最後までできるだけ開口部を大きくとって指先や千枚通しなどの道具が入るようにしていった方がよいでしょう。慌ててつくらず、のりしろ一つ一つをしっかり貼り合わせていきます。

191216b.jpg


最後に蓋をかぶせるような感じで。

191216c.jpg


この形状、ちょっと手強いのですが、もう少し探求しても面白いものになりそうです…














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