さて、これは何でしょう?(ヒント:背景)

十手ではありません。
先端にギザギザの歯車のようなものが。

実はこれ、段ボール箱の高さを縮めるための専用道具です。宅配便などで大きさが合わない、もう少し小さくしたいときに便利。
「箱切り名人」日伸貿易株式会社

高さを合わせてこのように、一定の幅で折り目を入れられます。
ただし、ちょっとコツが要ります。

矢印のように、非常にズレやすいのです。段ボールに押し当てながら動かすのですが(これが難しい)、斜めになるとそのままズレていきます。
また、歯の間隔がやや広いので、少し位置を変えながら2,3回動かす必要があります。

元々の折位置から3/1ほどの所で縮めました。
基本的に高さだけに対応しているので、縦横の幅も変えたいときには切り開いたり展開図を考えなければなりません。開いてしまうならまあ定規があれば(略)
- ▲
- 2020-10-22
- 文房具「ヘン愛」主義
- トラックバック : -
お年玉にはちょっと遅いのですが、ポチ袋ならぬ、「星袋」。
A4サイズでできるだけ端まで印刷できる設定にしてください。
(クリックで拡大)
桜

雪

作り方
外周をカットし、折り線に折り筋をつけておきます。

折り線が途中で止まっているので、注意しながらできるだけ線上だけに折りぐせをつけておきます。

折り筋に従って、巾着を閉じるように全部の辺を中心に寄せていきます。


桜と雪


「桜」の方はサイズ的に紙幣を入れるのには向きません。「雪」の方は四つ折りにした紙幣を入れることができます。
(A4でリサイズしないで印刷した場合)
私め、勝手に「ジャバラの伝道師」を名告ったりしておるのですが、よーするにきちんとした法則に則った手順で紙を折るのが好きなのです。ゆえに必然的に、折り紙のジャンルでも「幾何学折り」という分野に興味があり、一般的な形象を折るのは苦手です。
さて、偶然、すごい機械を見つけました。
その名も「Oruman」!
Oruman 上級機種残念ながら現在販売している機種は「MA150」だけのようですが、「二つ折り・四つ折り・とじ込み折り・内三つ折り・外三つ折り・クロス折り・観音折り」と7種の折り方のバリエーションに対応しているのがすごいです!どんな動きでそんな多様な折り方ができるのか想像もつきません。もちろん趣味で136,500円を出すわけにもいかないのですが、広告を発送したりする業務においては必須の機械なのでしょう。
A4三つ折り限定ならこちらがリーズナブル。
Oruman Miniamazonnにもありました。こちらは4種の折り方に対応。
DAHLE(ダーレ) 紙折り機 LF283NDAHLE(ダーレ)って確か、30cm級のシザーハンズみたいなハサミを出しているところですよね。こんなものもやっていたんだ。
私が紙を折るときに使っている道具はステンレス製の「スプーン」です(笑)。
プロの方はこんな道具を使っているようです。
第10回 東京国際ブックフェア2005で何が起こったか(2)
年季の入った「竹の指輪」をごらんください。いかにもな職人さんの道具、いいですね。紙を折っているとしょっちゅう指を切ってしまうので、そういう必然性から生まれた道具なのではないかと思います。これなら私でも自作できそうです。
追記(100513)mixiでガラス瓶を使うアイデアを教えていただきました。

薬の錠剤などの小瓶が最適とのこと。
確かに、指が入る「竹」を探すとなるとちょっと面倒ですし、切ったり、ささくれを削ったりと何かと大変そう。
ガラスの小瓶ならけっこうどこにでもありそうだし、紙との相性も抜群です。しっかりと折りたいときには底の部分も使えるとのこと。
うちにも空のビタミン剤の小瓶があったので、さっそくラベルを剥がして試してみるとします。
前回、「ミウラ折り」や「Z-CARD」という、一端を引っぱるだけで展開する紙の折り方を紹介した。
だが、このように引っぱるだけで全体が展開するような折り方は他にもいくつかある。
タイムリーな記事を見つけたので紹介する。
アナログだけど2.0な地図(via:ビタミンDX)

表面の地図を開くと、4倍の大きさの地図が現れるしくみのようだ。
かなりややこしい折り方だが、1枚の紙を4分割したところがユニークだ。
実際に自作してみたが、コピー用紙あたりでは、折り目が馴染まず勝手に開いてしまう。薄くて折り目の収まりのよい特殊な紙が必要だ。
この折り方、パテントになっているようだが、かなり以前からある別の展開型の地図の応用だと思われる。(それもまたいずれ紹介するつもりだ。、折り方は分かるのだが製作者のソースが分からない。)
いずれにしても私の知っている展開型の折り方は地図に応用されているものが多い。
大元のソースでは開いているビデオが見られる。
map2 - the zoomable map on paper
前回のエントリ、『
「ミウラ折り」と「Z-CARD」』の続きです。
ミウラ折りはむずかしいので「Z-CARD」の方式でスケジュール帖を作ってみます(ここでは屏風を意味する「帖」を使うことにした。また、一般に「Z折り」というとパンフレットなどの三つ折りを意味するので、区別するためにハイフンを入れた)。
PDFを用意しましたが、今回はA3サイズとなります。残念ながらA4サイズでは実用性がありません。
作り方など
1.
ホームページ(refill→その他)かこのページ(上記ウインドウの「コピーを保存」)からPDFファイルをダウンロードし、A3上質紙などに印刷します。紙質によっては破れたり折れなかったするので吟味が必要です。1頁目と2頁をそれぞれ表と裏に印刷してください。
2.「Z-CARD」にならって折るには下記のように折り筋を入れます。

ただし、この場合は前回のエントリで述べたように、薄くてしっかりした紙を使用しないと、折った後の収まりが悪くなります。
さて、そこで「紙折り」の上級者?用に「テーパード襠(まち)折り」なるものを考案しました。今までこれに類する折り方は見たことがありませんが、それもそのはず、非常にむずかしいので生産品にはなじまないでしょう(笑)。手先の器用さに自信のある方は挑戦してみてください。
説明します。横方向の折り目を1本ではなく、下図のようにテーパーをつけて2本入れるのです。

指標として小さな○点を入れてあるので、これを反対側の一つの点と結びます。

あとは折り筋をなじませてから、縦方向の山、谷を折り、次にZ型に折ります。

折った状態で押し花のように本などに挟んで重しをかけるとより収まりがよくなります。
うまく「テーパード襠(まち)折り」が折れると、このように角ができて、しっくりと折り目が収まります。

お気づきのように、この「テーパード襠(まち)折り」は幾何学的には矛盾した折り方です。ただ、現実に紙という材質の柔軟性の上に落とし込むと、なんとか実用性を発揮してくれます。あとは材質によりどこまで耐久性があるかですね。先日の手帳オフ会で自作したものを10個ほどお配りしましたが、試用していただいているうちに破れてくるのでは、と心配しています。
さて、実際にはこのスケジュール帖では「Z-CARD」のように厚紙を貼るスペースがありません。なので、多少開く際には引っぱりにくいところがあります。


しかし、A3用紙を3段x6列に折るとほぼA7サイズ(僅かに小さい)になるので、超整理手用やモレスキンなどにも収まりがいいのです。普通に直線だけで折ってもぱっと開けるので、コンパクトかつ一覧性のよい補助スケジュールとして使えるのではないでしょうか。