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その手があったか!目から鱗の書類ケース

久しぶりに文房具ネタ。

キングジムの「lots.」という紙製A4書類ケースです。


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一見、何の変哲もない紙製のケースなんですが、


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なんと前面がフルオープンになる構造!

通常のこの手のケースの場合、ボールペンなど入れてしまったら、底に沈んで取り出しにくい。しかし、この製品の方式なら中身がぱっと一覧しやすいし、取り出しやすいという訳です。これはやられた!お見事です。



しかもこれだけではありません!

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裏側、上部のフラップが開きます。



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仕切りがあって、書類など薄いものはこちらへ入れると扱いやすい。よく考えられています。


ただ、少し残念なのは材料の選定。ゴムバンドの留め具まわりがふにゃふにゃの本革。取っ手もダサいです。
そして何より本体を構成する紙。「クラフトペーパー」とのことですが、これも微妙に柔らかい上に毛羽立っていて、なんというか…全体的にお値段の割に(ネットでは2000円前後)高級感が無いのです。(自分が見たところでは、なぜか紙の裏面を表使いしているようです。そのために体裁面が毛羽立っているのです。)ヒンジや縫製の関係で選んだ素材なんでしょうけれど、厚紙のケースに関しては専門家であるはずのキングジムさん、もっと「シュッとした」もの作れると思います!



箱切り名人

さて、これは何でしょう?(ヒント:背景)

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十手ではありません。

先端にギザギザの歯車のようなものが。

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実はこれ、段ボール箱の高さを縮めるための専用道具です。宅配便などで大きさが合わない、もう少し小さくしたいときに便利。
「箱切り名人」日伸貿易株式会社

201021c.jpg

高さを合わせてこのように、一定の幅で折り目を入れられます。

ただし、ちょっとコツが要ります。

201021d.jpg

矢印のように、非常にズレやすいのです。段ボールに押し当てながら動かすのですが(これが難しい)、斜めになるとそのままズレていきます。
また、歯の間隔がやや広いので、少し位置を変えながら2,3回動かす必要があります。


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元々の折位置から3/1ほどの所で縮めました。

基本的に高さだけに対応しているので、縦横の幅も変えたいときには切り開いたり展開図を考えなければなりません。開いてしまうならまあ定規があれば(略)




2020 立体カレンダー

2020年の立体カレンダーです。

“Hexagonal toroid Calender 2020”

cal20.jpg

展開図はこちら

→ Spiel Works


立方体が3つ繋がったデザインがまだあるのですが、それはまた来年にとっておいて、違うイメージのものを考えました。

1枚の展開図でできるのですが、A4に最大の大きさで入れるために二つに分けました。
今回、かなり難易度高いです。(自分は15個ぐらい試作して慣れましたが(笑))

さて、いつものように厚みのある紙にプリントします。折り線に千枚通しなどで筋をつけ、切り抜いたら予めしっかり折りを入れておいてください。

まず、▲マークの部分を貼り合わせて1枚の展開図にします。


191216a.jpg



特に決まった接着の手順はないのですが、部分的に筒状にせず、最後までできるだけ開口部を大きくとって指先や千枚通しなどの道具が入るようにしていった方がよいでしょう。慌ててつくらず、のりしろ一つ一つをしっかり貼り合わせていきます。

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最後に蓋をかぶせるような感じで。

191216c.jpg


この形状、ちょっと手強いのですが、もう少し探求しても面白いものになりそうです…














幾何学付箋をいろいろと考えてみた 04


『幾何学パズル付箋』


多角形を別の多角形に並べ替えるパズルです。
パズル作家の大御所、デュードニー氏の正方形から正三角形に変化するもの他、数学的によく知られたものです。


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さて、他にもまだあるのですが、取り合えず、この辺で。


幾何学付箋をいろいろと考えてみた 03


『ピタゴラ付箋』

続きです。


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190630g.png


190630h.png


さて、他にも色々と形状はあるかと思います。付箋としての使用も考えるなら、あまり細かいパーツに分けるのは使いにくいかもしれませんね。
三平方の定理を説明するためだけでなく、パーツの並べ替えによってはすっきりした長方形などができたりします。次回予定の『幾何学パズル付箋』の仲間としても遊べるように思います。

以上、名付けて『ピタゴラ付箋』、付箋にちょっと数学的なスパイスを振りかけてみました。



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