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バランスチャレンジ

コロナ騒動で巣ごもり、お掃除の合間についつい遊んでしまいました。

前回のテンセグリティ構造ではありませんが、手元にあるものをバランスをとってやじろべえのように机の淵に引っ掛けてみます。



金槌とスチール定規

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レンチと鉛筆

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やかんと割り箸

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ガラス瓶とお玉、フォーク

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写真では少し分かりにくいですかね?片方の支点で机の端にぶら下がっているのは少し不思議な面白さがあります。

やじろべえやモビールなどバランスをテーマにした構造は面白いですね。




テンセグリティ

Twitterで「テンセグリティ」構造のオブジェを作るのが流行っていたので作ってみました。

「テンセグリティ(tensegrity)」とは、バックミンスター・フラーにより提唱された概念で、Tension(張力)とIntegrity(統合)の造語。基本的に圧縮材と張力材を組み合わせてバランスをとった構造物のことです。いろいろと複雑なものがありますが、単純なものを作ってみました。



紙で作った三角錐のフレーム。各頂点が糸で結ばれています。


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三角錐のフレーム同士は接合されていなくて上のフレームは空中に浮く格好になっています。

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別の角度から。

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中心のバランスを外すと崩れ落ちます。

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Twitterにはレゴなど様々な素材で作ったものがアップされています。




タコ糸とカットした塩ビの下敷きで、もっと単純なものを作りました。


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塩ビの板の穴がタコ糸の結び目に引っかかって、伸びようとする力で糸がピンと張ります。板自体は互いに触れていませんが、まっすぐ上に伸び上がろうとします。








株式会社「奇譚クラブ」のネイチャーテクニカラーシリーズ

先日、今使っているトップ絵とよく似たモチーフのTシャツを発見しました。
とてもよくできていて欲しかったんですが、お高い。

(もちろん、私が真似したのではありませんです。これは丁度2年前に描いたものです。「妄想お絵描き2」)


どーやら自分がカエル好きらしい、と気がついた昨今。そういえば身の回りにカエルさんがいくつか…それらはまた追々紹介しましょう。


さて、あらためて「デザインフェスタ」で「カエル」を画像検索するといろいろと出てくるわけですけど。

その中でも超絶リアルでありながら少しデフォルメも加えて、オリジナルなアートの域にまで達している商品があります。


カエルの森工房」の作品群です。


会場でこのブースの前を通りかかる度、足を止めて見入ってしまいます。リアルでありながらユーモラス。焼成した粘土に細かい手塗り仕上げ。抜群の出来なのですが…私には手が出ないお値段(泣)。




で、先日、某モールを歩いていてふと並べられた「ガチャ」に目をやると…飛び込んできたのが「ヤドクガエル」という文字。あまりショッピングする場所では見かけない字面ですな。

そんなわけで試しにやってみたわけですよ。こども相手のガチャをいい年したオッサンが回すというのはもーれつに抵抗がありましたが…。300円なり。

それで出てきたのがこれ。


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ちょっと凄くないですか?これ。

3cmほどの塩ビのフィギュアですが、その彩色の凄いこと。もちろん、中国製です。この彩色、カエルの森工房さんにも負けてません。お尻に強力な磁石が仕込まれていて壁のマグネットになります。

監修:豊平両生爬虫類研究所、販売元 株式会社 奇譚クラブ 

奇譚クラブ!? なんつー名前なん?しかも株式会社だし(笑) 就活したいわ~。しかも、このガチャ、「対象年齢14歳以上」となっているところに本気を感じます(笑)


株式会社 奇譚クラブ


名前のおどろおどろしさとは裏腹にめちゃくちゃまじめな物作り。
上記サイトの「ネイチャーテクニカラー」シリーズをご覧下さい。

クラゲにトカゲにキノコ… あ、あかん、完全にワタシめのツボです。

ネット上ではコンプリートしたりして盛んに取引されているようですね。ワタシ個人としてはほとんどコレクター属性(資金とも言う)がないのでどうしても集めたいということではないのですが。


ま、そんなわけでhoririumは、廉価な製品ながらも作り手の心意気が見える株式会社 奇譚クラブさんを影ながら応援したいと思います。











バンダイ 『VooV(ブーブ)』

変身するビークルの玩具。

トランスフォーマー系かと思ったら、「自動車から自動車」あるいは「電車から電車」というパターンだった。単純だけれど、なかなかよくできてますな。








「VooV(ブーブ)」(バンダイ)


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おそらく、このパターンは過去の変身玩具ブームのときにひな形が存在していたのだろうと思う。でも、当時は「車から車じゃ、おもしろくないだろ!」ってことだったんだよね。某かの「ロボット」を入れる必要があった。バンダイのことだから、このシリーズに「物語性」を組み込んでくるのだろうか。






ブリキのロボットと「モーションディスプレー」


昭和30年代には300件ものブリキのおもちゃをつくる町工場があったそうです。それが今や、職人さんも数が減って10人に満たないとか。

このままブリキ玩具製作の技術は途絶えてしまうのでしょうか。衰退の原因のひとつがSTマーク(玩具の安全基準)で、ブリキで手を切りやすいということで敬遠された、というのも皮肉な話です。


そんな数少ない職人のお一人が、宮澤真治さん。1972年より、ブリキのおもちゃの設計・製作にたずさわり、これまで数多くのブリキのおもちゃを世に送り出してこられました。現在は、埼玉県の春日部(かすかべ)市に、「ロボットアートスタジオ」を設立し、精力的に活動されています。


ロボットアートスタジオ


メタルハウス(ご兄弟の会社)



「写真集 おもちゃの匠/リイド社」(現・株式会社タカラトミー前会長が手がけたブリキ玩具の写真集)




ブリキのおもちゃと言えば膨大なコレクションで有名なのが北原照久氏。

宮澤さんが北原氏と組んで執筆されたのが「動くロボットをつくろう!シリーズ」(理論社)。

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北原氏のコレクションの有名どころを工作してつくろう、というもの・・・小学生対象に平易な文章で書かれているのですが・・・中身は高度すぎて、私などとても作れそうもありません。

まず最初は必ず方眼紙に図面を書くところからはじめる(!)のですが、多少図面を書いてきたはずの私が見ても理解困難です。

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また、材料はつまようじ、串、割り箸など身近なものと、加工しやすいスチレンボード(スーパーの惣菜などのトレーの材質)を使うのですが、これだけ精巧なものを「つまようじであける」って・・・えーと・・・。

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スチレンボードはボンドなどでは溶けやすいため、セロテープで貼り付けることになっています。ギヤボックスをすべて輪ゴムを使ったプーリーに置き換えるのですが、これだけ複雑なものを脆弱なスチレンボードとつまようじ、割り箸、消しゴムなどで作るのは逆にハードルが高くなっているような気が(笑)。

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4巻目では1900年代初頭から中期にかけてアメリカで製作された広告用のディスプレー「モーションディスプレー」を制作することに・・・もう、ロボットじゃないし!


特に3巻、4巻目は、全てモーター仕掛けで、テレビロボットなどちゃんとテレビ部分も写るようにするので半端ではありません。


個人的に感じたのは、作る前に全体の動作原理などの設計構想が分かりにくいこと、より高度な材料(プラ板とかピアノ線とかネジなど)を使わせた方が却って簡単ではないか、と思いました。私も小学生のころ真空管ラジオなどを組み立てた記憶があるのですが、ドリルや半田ごてなど普通に使っていましたし・・・そもそもこの図面が理解できるレベルの子ならつまようじや割り箸では物足りないだろうと思います。

まあ、「四の五の言ってねえで、言われたとおり作りやがれ、てんでぃ!」という職人気質が聞こえるようでもありますが(笑)。


玩具会社の職人さんから聞きました。昔は新人として先輩に付くと、ずっと先輩の仕事を黙って見ているように言われたそうです。そのうち、先輩が「あれ!」と声をかけるようになる。「あれ!」と言うのは「あの道具を持ってこい!」という意味です。「あれ!」と言われたときに、先輩が必要としている道具を、間違わずさっと差し出せるかどうかで、仕事が分かってきたかどうか判断された、ということです。


さて、「モーションディスプレー」ですが、カリフォルニアのベリンジャー・スタジオで作られたほとんどのものは北原氏が所有しており、「箱根トイミュージアム」で見られるようです。

北原コレクション


随分前ですが、横浜でこれらを見る機会があり、あまりのすばらしさに感激しました。思わず、高価な写真集を買ったほどです。

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現在、この路線を継承しているからくり作家としては日本人の「ムットーニ」氏が有名です。


ムットーニ オフィシャル ウェブサイト
















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