「飾り原稿用紙」の新作が出ました。
その名も『金鶯錯(きんおうさく)』 いつもながら小日向さんの命名には感心致します。
「あたぼうステーショナリー 飾り原稿用紙」
その名の通り、色は金色にも鶯色にも見える色合い。「錯」は「錯視」の錯です。
今回、飾り罫が自分に任せられたので、いろいろと悩んだ末、自分の好みで「錯視」をモチーフにしました。
錯視といっても、生理的に発現するそれではなく、立体を平面に落とし込もうとして透視図法などを使ったときに生じる、いわゆる「不可能図形」と呼ばれるものです。
格子状に模様を組み合わせることから自分は勝手に「錯視格子」と呼んでいます。
実に単純な直角交差の繰り返し模様なのですが、「飾り罫」として工夫しているうちに自分でも予想以上にいろいろな変化が生まれました。今回の製品ではそれらを全部表現することはできなかったので泣く泣く省略しましたが。
パッと見、細かい格子模様ですが、じっくり見ると不思議なつながりが楽しめると思います。

飾り罫線には向かない「錯視格子」の作品ストックがあるので、また少しずつホームページに上げていこうと思います。
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- 2017-03-29
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