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スリムタイプ・メモ

スリムタイプ・メモ

「キャンパスノートの仲間たち3」で、小型メモのジャンルに言及しながら、飛ばして「方眼紙」に行ってしまった。ので、ここでちょっと取り上げてみる。
この分野は多種多様で全て網羅するわけにもいかないので、ここではスリムタイプのものにフォーカスすることにする。

文房具「ヘン愛主義者」ゆえに変形サイズが好きなのだが、もちろん、スリムタイプのメモの形には理由がある。つまり机などがないところでも、片手で持って、すぐにメモを取るのに適しているということだ。
今ではボイスレコーダーに席を譲ってしまったかもしれないが、もともとは外回りの記者御用達ということか。

1.さて、まずは定番の「RHODIA」から。

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BLOC RHODIA No 08
サイズは74x210mmで丁度A4の1/4サイズ。超整理手帳と同じ大きさでポケットに常備するのにはやや大きいと思う。また、超整理手帳に挟み込めるわけでもなく、よく考えると使いにくいような気もする。

おしゃれな文具好きはみなRHODIAが好きなようだが、個人的にはこの強烈な紫の方眼にどうしても馴染めない。(この写真よりずっと彩度が高い。)
しかもこの印刷インクの品質が悪く、蛍光灯ぐらいでもすぐに退色して赤くなる。
裏表紙の内側に保持用の厚紙が仕込んであるが、外使い用としては、これももう少し腰が欲しいところ。
なぜか表紙のセンターが思い切りズレている・・・日本ではありえない、おおらかな品質。
5mm方眼、MADE IN FRANCE、カットライン入り。¥263


2.RING NOTE(C'est a ne pas oublier)

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Mark's inc.のスリムタイプメモ。

表紙にペンを挟めるバンドが付いているのがグッドアイデア。表紙デザインもお洒落で、中の方眼も薄いブルーの破線で目障りではない。リングタイプなので、書くときには厚紙の表紙が後ろに回り、さらにしっかり感が増す・・・と、コンセプトは好感が持てるのだが、いかんせん、品質が悪い。表紙の紙など、一昔前にはいわゆる「便所紙」と揶揄された類のボール紙で、最近の日本ではまず目に付くところには使用されない。中のメモ用紙もわら半紙の一歩手前。記載はないが、いかにもMade in China感が漂う。このため、バンドや表紙の耐久性、書き味に難有りかと思う。

Mark'sはお洒落な雰囲気のあるものを作るのだが、あと一歩品質を作りこんで欲しいと思う。単なる「雑貨」ではなく、「文具」としてステップアップしてほしい。
70x190mm 5mm方眼 カットラインは無し。¥350


3.SLIM MEMO Penco

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HIGHTIDE Co;ltdのPencoシリーズのスリムメモ(Progressive Recorder)

これも大きなリング式のスリムノート。大きさは72x150mmで、今回紹介した中では最も使い安かった。個人的にお気に入りの一品。
裏表紙が2mm厚のボール紙でしっかりしており、長すぎないので、上の方から下の方まで、持ち替えることなく筆記できる。
紙の色が薄いブルーなのが好き嫌いの分かれるところだが、罫線(7mm幅)も非常に薄い色で邪魔しない。
カットライン付き。いい作り込みだと思ったら、Made in Japan だった。¥399

4.axis MEMO(S)

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Dreams Inc.のネジ綴じのメモ。

面白がって購入してしまったが・・・かなり使いにくいです(笑)。ネジ綴じなので表紙ほか、回転させながら筆記面を出していくことになる。筆記面を回転させると連動して他のページやら表紙やらが回ってイライラする。厚みが3cm近くもあるのだが・・・紙を破っていくとネジが緩むのだろうか?その都度増し締めすることになるのか。
サイズは60x120mm 方眼は2mm方眼だが、ここまで細かいと罫線というよりは模様に近い。¥399
(話は逸れますが、ここのキューピーさん、「Sonny Angel」はめちゃくちゃカワイイです。特に、マヨネーズの容器に入っているのが秀逸。店で見たとき、オッサンであることも忘れて本気で買おうかと随分悩んだ。はっ!と我に返って断念したが、次に見たら抵抗できそうにない。)


5.CARRY MEMO

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既に1年以上前に終了した、異業種間プロジェクト「WiLL」ブランドのメモ。メーカーはコクヨ。
紙マッチ形式のメモで、なんとA3サイズまで7種類があったようだ。(A3で「キャリーメモ」って言うのは無理があるような気もするが(笑))

シルバーとイエローの表紙のものがあったようだが、イエローしか手に入らなかった。コクヨだけに品質は申し分なく、どこかに残っていればお買い得かもしれない。
罫線は5mmの方眼で色はちょっと珍しく「黄色」である。色は多少「まぶしい」ので好みの分かれるところだが、罫線の幅も実に細く(この繊細な品質を見ると「RHODIA」の罫線がいかに太く、野暮ったいかが分かる。「日本の文房具は世界一イ~ィイイイ!!」)
開いた表紙がそのままでは邪魔なので、若干面倒だがメモ用紙の途中に挟みなおすと使いやすい。
背表紙の内側には厚紙の補強があり、カットラインも入っている。
特に左からの2種類がポケットに常時忍ばせておくのには最適なサイズだと思う。

左から、88x55、116x64、125x88、168x74mm(カット後)、同、¥126、157、189、189。


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