以前、グラフィックデータがPDFビューワーによって壊れて表示されるという現象をレポートしました。
PDFデータの困った現象今回、別の現象に遭遇したのでメモとして記録しておきます。
拙ホームページの方にアップしているカレンダーリフィルなのですが、印刷する過程で、ラインの太さがおかしいことに気が付きました。

同じ幅で作っているのに、縦のラインが太く、横のラインが細いのです。横のラインが正常な太さです。
困ったとこに元のデータを作ったCADソフトでは対処のしようがありません。

CADからそのままプリントすると問題無く均一な太さになります。
プリンタとの相性を疑いましたが、2台の違うプリンタ(エプソン)で同じ現象が出ました。
また、他のグラフィックソフトでも同じ現象が出たので、どうやらCADやグラフィックソフトの問題ではないようです。そこでPDF変換の際の問題ではないか?と考えました。しかし、PDF変換ソフトを変えてみても同じ現象が出る…さてさて???
そこで印刷するPDFビューワーを変えてみました。
最新のAdobe Reader DCで印刷してみると、

縦横ともやや太くなっているようなのですが、太さ自体は同じです。
で、デフォルトで使っていた、PDF-Xchange Viewerで印刷してみると…
あれ?同じ太さですね。これは打つ手なしか?再現性にバラつきがあるのか?
最初に戻って現象が出たときの条件を考えると、「標準」印刷ではなく「きれい」モードだったなあ、と。まさかとは思うけれど「きれい」モードでテスト用の方眼をプリントしてみました。

ビンゴ!太さが違って印刷されました。
いやいや、原因確定に時間がかかりました。
この後、いろいろやってみましたが、「PDF-Xchange Viewer」で「きれい」モードで印刷した場合のみこの現象が出ます。
Adobe Reader DCのきれいモード、Foxit Reader では生じませんでした。てなわけで、さっそくPDF-Xchange Viewerは削除。
また、PDF-Xchange Viewerの後継ソフトである「PDF-XChange Editor 」でも生じなかったので、そちらに乗り換えました。
(フリーソフトのご使用は自己責任でどうぞ。インストールの際に余計なことをしようとするものが多いのでご注意を。)
その他にもPDF周りにはいろいろと不具合が出るんですよね。
そんな訳でPDFをお使いの際はお気をつけください。
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- 2018-01-04
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