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鉛筆削り器レビュー 中島重久堂

以前残念だった鉛筆削りについて書いたのですが…

「あかんデザイン16 STAEDTLER鉛筆削り」

ときどき小型の鉛筆削りを買ってしまいます。

今回は「中島重久堂」の鉛筆削りをまとめて購入。中島重久堂といえば知る人ぞ知る鉛筆削りのメーカー。

まずは透明な小型の鉛筆削り。鉛筆は全て、三菱鉛筆のuniの2Hです。

180227a.jpg

軸部分は綺麗に削れています。

180227b.jpg

角度は約27度。芯の先端はねじれが入り、やや尖りが悪いようです。


次は同じく透明・小型で形状違い。


180227c.jpg


同じく軸は綺麗に削れています。

180227d.jpg

こちら、削り角度約25度。 やはり芯にねじれが入り、欠けが出ました。


最後、ボックスタイプ。

180227e.jpg


180227f.jpg

削り角度約18度。先端が尖りませんでした。


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180301 追記  再レビュー

中島重久堂様よりご連絡をいただきました。

一番上の鉛筆削り(No.508)は柔らかい色芯専用のものなので、通常の黒芯には向かないこと、もうひとつは、通常、中島重久堂の製品は2B~H位が綺麗に削れるように製造しているので、2Hでは若干芯先に欠けが生じる可能性がある、ということです。ご連絡ありがとうございました。

本製品を購入したとき、イベントで多数のお客様がごった返していたので、これらの情報が買い手である自分に伝わらなかったのかもしれません。

確かに中島重久堂さんのサイトでは一番上の製品については

No.508
Pencil sharpener
2.9 x 1.7 x 1.2 (㎝) / Weight 4.4 (g)

「主に色鉛筆、一部まゆずみ用・チャコペンシルに使用されています。柔らかい芯を削るのを得意とします。」

とあります。あらら…(;^_^A 色鉛筆はともかく、まゆずみ用の鉛筆削りを必要とはしていないので、やはり情報の行き違いでしょうか。
たしかに削り角度が大きいので柔らかい芯用ですよね。改めて気づきました。

そこで色鉛筆(三菱鉛筆 uni)を削ってみます。


180301a.jpg

180301b.jpg

僅かに欠けが見られますが、全体に綺麗に削れていると思います。色鉛筆を使うにあたっては何の問題も無いでしょう。



次の二番目の製品も色鉛筆用のものかもしれません。

サイトには

No.516
Pencil sharpener
2.9 x 2.0 x 1.2 (㎝) / Weight 4.1 (g)

「鉛筆・色鉛筆・クレヨンと削る種類に合わせて仕様を調整しています。色鉛筆・クレヨンセットに付属される鉛筆削りとしておなじみです。」

とあります。自分の購入したものがどれに合わせて調整されているのかは分かりませんが、黒鉛芯用ではないのかもしれません。

では同じく色鉛筆を削ってみます。


180301c.jpg

180301d.jpg




こちらは508に比べるとやや芯の欠けが多いようですが、色鉛筆を削る分には実用上問題無いと思います。


最後のものは


No.531S
Two-way long lead sharpener
2.3 x 3.0 x 3.8 (㎝) / Weight 13.6 (g)

「鉛筆が電動鉛筆削りのように鋭角に削れるNo.200削りを使用し、フタを塗装しております」

改めてuniのHBを削ってみます。


180301e.jpg

180301f.jpg


僅かに「捩じり」が見られますが、綺麗に削れています。この個体の特性かもしれませんが、削っていて抵抗が無くなった時点で取り出すと先端が昨日アップした写真のように尖っていないことが多いです。そこからさらに慎重に削り込んでいくとかなり鋭角に尖らせることができました。

鉛筆削りは精密機器の部類に入ると考えます。綺麗に鉛筆を削るためには絶妙の精度が必要です。実はそのような精度をプラスチック成型で出すのは至難の業だと思います。その上、もともと鉛筆自体が、なんせ柔らかい木で出来ていますから、芯の中心が出ていないことも多く、何を削っても常にピンピンに尖るなどということはないでしょう。また、削り手の力加減でも微妙な角度など容易く変わってきます。

もちろん、当記事は特定のメーカーや製品を中傷することを目的とはしていません。自分がこのように鉛筆削りにこだわるのは、子供のころ、文房具店で「タングステンカーバイド」の刃を使用したとてもよく削れるドイツ製の鉛筆削りに出会ったからです。その切れ味に魅了されて鉛筆を削りまくった記憶があります。高価なものなら今でももちろんたくさんあるのですが、小学生が買える範囲であったのでそれほど大したものでは無かった筈。記憶の中の切れ味を今でも探しています。





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