某所の手洗いにて。
スマホを見ながら歩いていた女性が間違って男性側に入り、あわてて出てきた。実はここはしょっちゅう男女が逆に入ってしまうトイレなのである。


二つ並んだトイレのうち、左側が男性用なのだが、壁から出ているプレートを見ると、あたかも左側が女性用のように錯覚してしまう。ご丁寧に裏表どちらも左側に女性のマークがあるからだ。
サインの並びによって、、いわゆるシグニフィア(signifire)というか、認知が逆方向に誘導されてしまうわけだ。
「男女」と「左右」は身体的な認知による関係性がないので、サインが重要となる。
同様の問題には以前にも書いた「エレベーターの開閉ボタン問題」がある。
ついでの話題だが、最近古くなった風呂場のカランを変えた。おかげで水道とシャワーの切り替えを間違えることが無くなった。

古いものはダイヤル式で、正面から見て右にひねるか左にひねるかで切り替わっていた。カランとシャワーに左右の関係性が当てはまらないからしょっちゅう間違えて水を浴びることになっていたのである(;^_^A
今回のは上に回すか下に回すかで、上だとシャワーという関係性が感覚的に分かりやすい。人はほんの少しのことで行動が誘導されるのだねえ。
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- 2018-12-26
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