秘密の文字
「ゴマ」なんぞ撮っていてどーするんだ?と自分に突っ込みを入れてみる。
そのとき、はたと思いついたのが、お札の模様だ。
「1万円札」の印刷には偽造防止のために高度な印刷がなされている。ホログラムや透かし以外に、微小な文字があったことを思い出した。福沢諭吉側の小さな文字では「壱万円」の「万」の文字の上下にかろうじて肉眼で判別できる「NIPPONGINKO」の文字が入っている。これより小さくてほとんど判別できないのが右上の「10000」の下の帯の中に2段で印刷されている「NIPPONGINKO」の文字である。(これより小さい文字が書かれているかどうか知らないけど。)
前回のポケット顕微鏡を両面テープでカメラに貼ってみた。まずは携帯電話のカメラ、31万画素。

この「帯」の幅は約1mmである。その中に2段も文字が印刷されているとは・・・これ、何ポイント?すごい技術だ。しかし、今時31万画素のカメラなんて、いくら携帯とはいえ、非力すぎる。文字だとは分かるけど、さすがにはっきりはしない。
次はSONY Cyber-shot DSC-U20、200万画素。

おー、これは綺麗に写りました。2段の文字も実は同じ大きさではなく、上側の方が小さい。芸が細かいなあ。特殊な立体インクであることも分かる。
U20は液晶画面が小さすぎて、このレベルになると、撮影時にピントが合っているかどうか分からない。オートフォーカスも効かなくなるので、カメラを近づけたり遠ざけたりしてたくさん撮った中から選別するしかない。
最後はC-3030、300万画素。

文字はさらに大きく写っている。撮る角度にもよるけれど、被写界深度が狭いので、上下のラインは既にボヤケはじめている。(正面から撮ると光が入らないので角度をつける必用があるため)
これは15倍程度の顕微鏡?にとっては、はなかなか面白い被写体でした。
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[C56] ちーさいですね。