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本レビュー:ストレスフリーの仕事術

ストレスフリーの仕事術
仕事と人生をコントロールする52の法則

デビット・アレン著 百式管理人 田口元 監訳   二見書房

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95%が抽象的な禅問答で構成された本。この本を読んで仕事のやり方が分かったという人は、もともと仕事のできる人だったのだと思う(笑)。

ここに書かれているGTD(Getting Things Done)という手法について少しでも具体的に書かれていることは、次の二つだけ。

1.「やるべきこと」「やりかけのこと」を全部書き出す。
2.1週間に1回それらをレビューする。

私にはそれ以外のことは全く何が言いたいのか分からなかった。

とにかく驚くのは、1.のリスト化の大切さを再三に渡って語っているかと思いきや、「・・・『これまでにもっとも成功したプロジェクトは、一度もリストに載ったことがない』という事実である。」と、今まで説いてきたことをあっさりとひっくり返してしまうことである。
著者は、リスト化の目的についてこう語る。「その本当の目的とは『やりかけの仕事を片付けることによって、本当にやりたいことのために集中力と創造的なエネルギーを100パーセント使えるようにすること』なのだ。」

どうです?日常のくだらん仕事などさっさと片付けて人生の本当にやるべきことに力を注げ、と仰っています。目の前のルーティンワークだけでさえ、汲々としてしまう私のような小物にとっては、そりゃ、私の仕事なんて、どーせ、ゴミみたいなもんですわ・・・と拗ねたくなります。
もう仕事修行における高僧レベルの人でないとこの域には達するまい(笑)。

てな、わけで、これを読んで劇的に仕事が変わり、翻訳までしようと思い立った「百式」の管理人さんは改めてスゴイ人なんだなー、と思った次第。

さすがにこれだけでは抽象的にすぎると思ったか、最後に「監訳者あとがき」で田口氏が自分のGTDについて8ページに渡って書いている。はっきり言ってここだけ読めば充分でしょう。

と、これだけ書くと扱き下ろしているかのようだが、この本がダメダメだといいたいのではない。私個人としては、この手のビジネスノウハウ書の類は、良きにつけ悪しきにつけ、すぐに試せる具体的な「仕事手法」が書かれていてこそ、『騙されがい』もあろうというもの、だと思っているのだ。そんな小手先の技よりも、人生の理念やご高説が聞きたいという方には合っているのかもしれない。


★唯一この本を読んで反省したのは「今、この本を読んでいる時点でメモが取れるか?」という問いかけの一文を読んだときで、そのときは満員電車の中でこの本を読んでいて、メモ帳は鞄の中だった。
それで確かに、小さな筆記具が胸ポケットにあった方がいいな、と思ったのだが、まあ、その下りだけ。

と言うわけで、これを機に「即メモ」システム(というほど大層なもんではないけど)を考案してみた。次回。


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