画像ビューアーというと今までは古いACDSeeを使っていた。
サムネイルの表示が速いので定評のあったソフトである。(古くは広告付きのフリーバージョンがあったのだが知っている人は少ないだろう)画像の表示だけでなく、一通りの簡単な画像編集ができるのだが、特にワンクリックで最適な画像に調整してくれる機能があり、これがけっこう使えた。なぜか、最近、サムネイルの多くがアイコンのままで表示されなくなってきた。速度もこれを凌駕するフリーソフトが増えてきたので、このところあまり使わなくなってきている。
いい加減なデジカメ写真を撮るので、すばやいサムネイルの表示に加え、トリミングなどの基本的な編集コマンドは必須である。
日常の画像編集でよく使うのは、回転(デジカメの水平のブレを調整。このためには任意の角度の回転ができる必要がある)、トリミング(クロップ)、明度や色の微調整、シャープネス、リサイズ、テキストの追加(もちろん、日本語が通ること)などが挙げられる。これらを全て満足する画像ビューアーは意外に少ない。
いろいろ試して、現在私が使っているものをご紹介する。
FastStone Image Viewer今、一番気に入っているヴューアー。PSD(PhotoShop)、CRW(Canon)、NEF(Nikon)のファイル形式にも対応。驚くほど高機能だ。
インターフェースが秀逸で使いやすい。フルサイズの画面表示で、カーソルを画面の端に持っていくと、それぞれ上下左右にツールバーが現れる。(このとき、左側に出るツールから「ドローボード」を選択すると、線やテキストの記入ができる)
また、選択した複数の画像を同時に表示して比較することもでき便利である。このとき、左ボタンでドラッグすると全部の画像が同時に動き、右ボタンのドラッグだと個別に動かすことができる。痒いところに手が届くようだ。
私の環境では、設定で「スムーズ」を適用すると画面表示がわずかにボケるので外してある。
インストール時は日本語対応ではないが、
「それさえもおそらくは平穏な日々」さんが日本語化パッチを配布してくださっている。感謝!!
(カテゴリ→日本語化パッチ配布→FastStone Image Viewer バージョンに注意。私の場合、最新でなぜか『Ver3.00 0217』だった。)
XnView非常に多くのファイル形式に対応したビューアーで、416種類のファイルを開くことが出来るとのこと。(初期設定では一般的なものに限定されているようだ。「ツール」→「オプション」→「全般」→「ファイル形式を全て利用」あるいは、「Read/Write」あたりの設定で増えるようだが、レアな形式のファイルを持っていないので未確認。)設定によってはAdobe Readerを立ち上げることなくPDFファイルさえ表示する(多少の制約はあるが)。
とにかくサムネイルの描写が早い。画像フォルダをドラッグ&ドロップすると、私の非力なPCでもあっという間に表示してくれる。FastStoneよりも早い。単に画像を確認するだけならベストのビューアーだと思う。
最近のヴァージョンでは最初から日本語対応になっている。
表示がタブ形式になっているのは好き嫌いが分かれるかも。デザインがすっきりしていて綺麗だが、編集関係のツールバーがないのが残念だ。また、編集などで失敗したときの「アンドゥ」が1回しか戻れないのが欠点である。
PicasaGoogleの提供する画像管理ソフト。インストール時にパソコン内にある、全ての画像ファイルを読み込み、検索できるようにしてくれる。いかにもGoogleらしい。なんだか、勝手にこちらで何でもやりますよ、という態度?が、うざくもあるのだが(笑)。
画像の自動調整ボタンがある。線やテキストの記入はできないようだ。
Googleの提供するPicasa Web Albums を事前に設定しておくと、自動でアップロードする機能があるので便利である。
Vix定番のフリーの国産ビューアー。任意の回転や線の記入等ができない、アンドゥがない、など、機能としてはやや見劣りするが、「画像を並べて連結する機能」があるので便利。ヤフオクなどに出品したいが、写真が3枚までしか使えない、などというとき、この機能を使えば複数の画像を1枚にすることができるので重宝する。
以上のビューアーは
「Cow&Scoroion」(イメージ→画像ビューワ)などで入手できる。
お約束ですが、フリーソフトの使用は自己責任で。
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