8th SICF Group A
ゴールデンウイーク恒例のアート系イベント、
SICFに行ってきました。
Groupを A、Bに分け、各50名ずつの出品です。ごく一部ですが、2回に分けてご紹介します。
まず、今回は催しのパンフレットが秀逸。

どーですか、これ。銀行の通帳とカードのイメージ。中のブース案内も通帳そのままの雰囲気で凝ってます。上手いなあ。
では、まずは小野彩香さんのフェルトの作品。

羊毛を叩いてフェルトを造るところからの手作り。貝殻など海辺の生き物の有機的な形状がモチーフです。切った貼ったではなく、粘土のように形状ができていくそうです。やってみたいです。

うわっ、ご本人からして・・・背中にトゲが(笑)。
佐藤誠高さんの不思議な雰囲気の絵画。

最初、彫刻の写真だとばかり思ったら、純然たる手描きの作品でした。細かいところまで描き込む過程で、リビドーのようなものが殺ぎ落とされて、人工的な雰囲気を漂わせています。同じモデルなのによく見ると微妙に違いがあったりして、なんとも不安な感覚を抱かせます。とてもインパクトがありました。
深澤孝史さん「ひとかなすくい」

シリコン製でしょうか、箸でぬるぬる?の仮名文字をつまんで名前を作るインスタレーション。
ふにゃふにゃしているのでなかなか何の文字なのか判別できません・・・いや、よく見ると、すべての文字が人の形をしています!
うひょー、この発想、いったいどこから来るのでしょうか。「コウガイヒル」や「粘菌」のイメージがフラッシュバックしました。強烈。
Makoto Tojikiさんの照明器具。

暗闇に浮かぶブルーの光は「無機ディスプレー」というものだそうです。幅5cmほどの薄い面発光体。連続するフレキシブルな円環が静かに光り、表面には円周率がプリントされています。クールな一品。
SECAMさんの立体作品。

紙袋の中身は・・・脚のついた「鯛焼き」が入っておりました。(写真を撮り忘れました!この焼き型でご想像ください)餡子が入っていたかどーかは確認できませんでした(笑)。
ShowEachさん「パブリック ファーニチャー」

おお、これはユニークだなあ。パースのかかった椅子です。プロダクトデザインの既成概念を打ち破られるようです。
座るのはなんだか不安な感じで、一瞬、視覚と触覚が微妙にずれるような違和感がありました。しかし実際には安定しています。
狭い部屋が広く見えるかも?錯視好きの人におすすめ。
では、ひとまずこの辺で・・・
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「ひとかなすくい」はイメージ面の強烈さがすごくいいなあ、あのふにゃふにゃ感がキモくていいんだろうなあ、と。