色などの調整と印刷さて、いよいよ最終回です。
1.文字の色を調整します。
カレントレイヤを文字にし、他のレイヤをロックしてください。こうしておけば「範囲選択」してもラインの色が変わることはありません。

2.まず、上マージンの「7」と「JULY」を選択し、両方とも選択されている状態で、さらに右クリック→プロパティと進み、「要素情報」窓を開きます。この状態で属性を変更すると複数の要素の属性を一度に変更することができ便利です。
3.「適用線色」をクリックし、右の黒い三角をクリックして、「0.個別要素色を使用」に変更します。

4.その下の「文字縁色」が赤くハイライトするのでここをクリックし、右側の「・・・」をクリックします。「カラーパレット」が開くので好きな色を選択します。
さらに気に入った色がない場合は、「色の作成」をクリックし、好きな色を作ってください。好きな色が決まったら、「色の追加」をクリックするとパレットの下段の左上に追加されます。それをクリックして「OK」をクリックし、パレットを閉じます。

5.「要素情報」窓の「OK」をクリックし、窓を閉じます。画面に戻って、何もない場所を左クリックして選択を解除すると色が変更されています。
6.同様にして「曜日」「日にち」「祝日名」も好きな色に変更してください。

7.次にラインに移ります。
「文字」レイヤをロックして、「線」レイヤをカレントにするとともに、ロックを外します。
8.両横のマージン用のラインは不要なので消去します。
【消去】メニューをクリックし、ラインを選択してから、Deleteキーで消します。
9.【要素選択】メニューをクリックし、色を変更したいラインを全て選択します。
文字色を変更したときと同じく、右クリック→プロパティで「要素情報」窓を開き、同様にして色を変更します。
10.上下のマージンラインを太くしておきましょう。同じく両方を選択し、右クリック→プロパティ→「要素情報」窓で「適用線幅」をクリックし、「0.個別要素幅を使用」を選択します。
11.その上の「線幅」が赤くハイライトするのでクリックし、好きな幅を入力してください。ここでは「0.3」としてみます。

12.画面に戻って拡大してみると線幅が太くなっていることが確認できます。
13.「補助」レイヤを非表示にしてみて問題ないか確認します。

14.問題なければ全てのレイヤのロックを外し、補助線をクリックしてグループを解除します。
◎「グループ化」や「グループ解除」をするためにはロックが外れていなければなりません。
15.再び補助レイヤだけロックして、【複写】メニューで全ての要素を選択します。これで補助線以外のレイヤの要素が全て選択されます。「選択範囲確定」後、再度、補助レイヤのロックを外し(
ロック状態ではマウスのスナップが有効にならないので)、補助線の左下をクリックして、「移動基準点」を指示します。
16.そのまま図面用紙の原点まで移動して原点をクリックします。
(ここでも原点はスナップしません。正確に移したい場合は、「グリッド表示切替ボタン」をクリックしてグリッドを表示させます。グリッドは原点を通るので原点にカーソルがスナップします。)

印刷17.印刷されるのは図面用紙の中にある部分です。
個人々々の印刷環境の設定にしたがって印刷してみてください。
白紙のリフィル用紙に印刷する場合は「穴」は無くてもよいでしょう。
実際の色はそれぞれのプリンタ等の環境で随分と変わります。文字の大きさ、ラインの幅なども印刷と画面では随分と雰囲気が変わって見えると思います。こればかりは試行錯誤してみるしかありません。
また、AR CADの利点としてPDFファイルでデータをエクスポートすることもできます。
さて、如何だったでしょうか。
AR CADにはまだまだいろいろな機能があります。使えば使うほど、もっと便利なコツが見つかると思います。
【曲線】メニューにはベジェやスプラインも実装されているので、リフィル以外にもドローソフトとしていろいろな用途に使えると思います。ぜひ、トライしてみてください。
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