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本レビュー:『どうにも素敵な文具術』

『どうにも素敵な文具術』 中島孝志著 アーク出版 2006年11月初版

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「中島式ノート術」という検索ワードでひっかかった本。
最近よくあるおしゃれなデザインの文具紹介本ではなく、著者が仕事上で使いこなしている文具を仕事術とともに紹介する構成となっている。

作者は営業、企画畑の人で、上記の通り、文具紹介の体裁ながらも本質は作者の仕事術の紹介に重点が置かれている。こういう実際の使いながらの文具紹介はそれなりに説得力があるものだ。

ただ、この著者がどーも、すごすぎる人で、なんとも私には人物像を計りかねる。

これまでに150冊の著書を書き、550冊の本をプロデュースし、1年に3,000冊の本を読み、20代から出す年賀状は毎年2,000枚とのこと。

年賀状に関しては「印刷のはがきを出すくらいなら出さない方がいい」ということで「すべて手書き」とのことだ。スゴクね?2,000枚なら毎日50枚書いたとして40日間かかる。もし裏表とも手書きの年賀状を出すのなら1枚どれくらいかかるのだろうか・・・?やっつけ仕事でも5分は下らないだろう。5分x50枚として4時間以上。これを年末の忙しい時期に40日間?へぇー、恐れ入りますた。

本書はなかなかにおもしろく、私も知らなかったのだが、お風呂でも書ける防水のホワイトボードなど、ユニークな文具の紹介がある。

一方、矛盾した項目もある。「ペンスタンド」の項目で、『中には買ったはいいが、使いようのない「ペンシル式消しゴム」を大切にしている人もいる。・・・(略)・・・ここまで来ると、仕事ではなく趣味の世界だ。・・・(略)・・・文具は鑑賞用ではなく、使っていくらの戦力なのだ。』

と他人のペンシル式消しゴムを批判しながら、別項目で、16cmにも及ぶ弁当箱のような巨大な消しゴムを一番のお気に入りと言い、

『わたしはこのレーダー・ジャンボの上に携帯電話や手帳を置いている。なんなら観葉植物を置いてもいい。いやいや、この消しゴム自体がディスプレイになる。』『デスクのオブジェとしても面白い』

と勝手なことを言っている(笑)。

こういう忙しい人は得てして空いている時間に細切れで原稿を書いているものだ。必ずしも一貫したポリシーが継続するわけでもないようだ。きっと「ペンシル式消しゴム」にトラウマになるよーな嫌な思い出があるのだろう(笑)

さて、肝心の「中島式ノート術」であるが、リングノートを見開きで使う。
1.左ページの中央に縦線を引く。
2.左ページの左部分2センチほどに10分刻みの時間を記入。
3.取材相手の発言内容を左ページの左サイドにノートする。
4.左ページの右サイドには、疑問点、不審点、質問項目をノートする。
5.右ページには自分のアイデアなど、フリースペースとして活用。

というようなことで、先日エントリした「コーネル大学式ノート作成法」を見開きで応用するような感じだ。このようにいくつかのカラムに分けてノートを取ることは、上記のように取材ノートでなくてもいろいろな局面で有用だ。


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