「○△□と○○○ (解答編)」
こちらは前回のエントリの解答編です。正投影を応用した立体図形の問題です。興味のある方は先に
「○△□と○○○ (問題編)」をご覧ください。
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『○△□』
実際に手にとっていろいろな方向から見られるように、ペーパークラフトにしてみました。
ホームページのspiel worksからダウンロードできます。

こちらはパーツもたったの4つしかありません。作り方も簡単。1の楕円を折り線で山折りにします。左右にそれぞれ2と3を貼り付け、最後に4の底を張り合わせれば完成です。
平面上の薄い色のラインは折り筋を付けなくてもかまいません。のりしろを貼り付ける際の目安にしてください。のりしろを作るために「丸」の部分は20角形で代用しています。
さて、では実際に見てみましょう。まずは上から。

一応、カメラのtele側で撮ったのですが、まだ角が出て見えますね。実際に作ってみると(底から見るまでもなく)ちゃんと「○」になっていると思います。
横から。

前から。

△も□も一応きちんと見えますね。
『○○○』
同じくホームページからダウンロードしてください。
これは同じ形状の部品12枚からできています。つまり、ある意味正12面体ということですね。
平面上の薄いブルーのラインは山折りの折り筋を付けておくとテンションが吸収されて作りやすくなります。折り筋を付けないとより丸い形にできますが、糊付け時にややテンションが出るので若干貼り付けにくくなります。いずれにせよ、ゆっくり乾かしながら作業をすすめてください。
では、作りやすい手順の説明をします。
1の右側に2を貼り付けます。小さいのりしろを貼ったところ。

上の方が微妙にズレていますね。のりしろごとにこのズレを吸収していくことで微妙な丸みが出ます。
同様に4まで貼ると「角A」が4つ集まります。ややドーム状の丸みが付きます。

次に1と2の間に5を貼り付けます。今度は「角B」が3つ集まることになります。

同様に2と3の間に6、3と4の間に7、4と1の間に8を、「角B」が集まるように貼り付けていきます。
このとき、7と8は●のついた糊しろが写真のように集まるように貼り付けます。

次に8と5の間に、「角A」が4つ集まるように、9を貼り付けます。このときも●が外に集まるように残します。
同様に5と6の間に10を、6と7の間に11を●が外になるように貼り付けます。
最後に●のついたのりしろが4つ集まります。

ここに12を貼り付けて完成です。

角Aに垂直な方向から見ると・・・

ちゃんと「○」に見えるでしょうか。三方向から見てみてください。
ちなみに角Bに垂直な方向から見ると・・・

今度は正六角形に見えますね。
転がしてみると、よく転がる方向と、ぜんぜん転がらない方向があるのが分かります。
どうでしょう、頭の中でイメージした形と合っていましたか?
追記:
我が家にあったリアル○△□

毎日愛用しているレギュラーコーヒーのペーパーフィルター用のドリッパー。
四角の部分はやや台形だけど、ほとんど「○△□」にあてはまるといっていいでしょう。
身近にあったとは!
[C168] だめだめなのだ。