
荒川区南千住出身の画家、「小松崎 茂」の展覧会を観た。
http://www.city.arakawa.tokyo.jp/a005/d05200005.html小松崎茂といえば、なんと言っても往年の少年雑誌の未来絵図の口絵で有名だ。かつて少年だった世代のオヤジたちはみなワクワクさせられたものだ。
また、「高荷義之」とともにプラモデルの箱絵でも我々を魅了してくれた。
展示品はさすがに原画はほとんど無いのが残念であったが、雑誌の印刷物をバラして?それなりに揃えてあった。これはこれで大変であっただろう。
前述した少年誌の口絵以外に、ご自分の出身地である南千住の風景を写生した作品がいくつかあり、個人的にはこちらの方を興味深く観た。
小規模な展示ではあるが、入場料¥100分以上の価値はあった。
併設の常設展示では昭和3,40年ごろの民家が再現されており、まあ、最近はどこに行っても見かけるほど流行の感もあるが、やはり夕餉の居間の素朴な赴きには心和むものがある。
南千住には「つくばエキスプレス」の新駅もでき、高層マンションの立ち並ぶ一角もある。しかし昔ながらの商店街はシャッターの閉まったままの店も目立ち、景気回復、株価上昇の浮かれた雰囲気の昨今のニュースもいったいどこの話なのか、と思った次第。
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