paper CD case ver.02,ver.03以前オリジナルのCD用の紙ケースを紹介しました。
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CD 紙ケースHPの方に、大量にCDケースが必要になった方が使ってくれたという嬉しい書き込みがあったのですが、それは「折る」のが大変だっただろうなあ、と後から思いました。
以前のver.01はしっかりと蓋が閉まるのですが、ちょっと折り方が複雑でした。
そこでA4の紙1枚でできて、もう少し簡単に作れるような「手離れ」のいいものはできないかと・・・かつ、もちろんオリジナリティも込めたい。
で、あーでもない、こーでもない、とやっているうちになんとか「これ、いいんでないかい?」と思えるものができました。
2つあります。どちらも伝承おりがみの「たとう折り」というものをベースに工夫したものです。「たとう折り」とは普通はご祝儀袋などの折り方を指す言葉ですが、折り紙の世界では、段ボール箱の蓋を閉めるときなどに、「風(かざ)車」のように重なるように折る折り方を指すようです。
ファイルは
HPのrefill→その他→14.CD紙ケース ver.02 ver.03
に置いてあります。
ver.02
PDFファイルはプリンタのマージンなどに注意して「実際のサイズ(100%)」で、できるだけA4一杯一杯に印刷してください。
設定が正しければ下端が紙の端に揃います。印刷された真ん中の正方形は「125mm角」になります。
上端をカットします。折り線に折りスジを付けておきます。「山折り」と「谷折り」の指定がありますが、とりあえず気にしなくてもかまいません。

①から山折りにしていきます。中心部に来た角を折り返します。

同様に②を折ります。

③を折ったら、ディスクを入れます。

④を折るときに左端を①の下にもぐらせます。紙質によっては、この部分で無理をすると破れることがあるので注意。

完成です。

ver.03
同じく、上端をカットし、折りスジを付けておきます。

①から順に山折りにしていきます。

③を折ったら、ディスクを入れます。

同じく④の左端を①の下側にもぐり込ませます。

完成です。

どちらも中心部をシールなどで固定するとよりしっかりと蓋が閉まります。
当たり前ですが、中にディスクが入っている状態で表書きしないこと。
ver.03は「たとう折り」するには幅が足りないので、かなり試行錯誤をしました。
斜めに配置すると多少隙間がましになるのですが、カットラインが増えるために止めました。
ものとしての完成度よりA4用紙を使う上での実用性を優先しましたが、設計的にいい落とし所に落ち着いたと思います。
追記:
A4用紙1枚でできるCD紙ケース 3
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