話題の付箋紙
最近発売された新コンセプトの付箋を購入してみた。
1.「無印良品 貼ったまま読める透明付箋紙」
「空想無印」の企画で、利用者からの提案を商品化したもの。
ほぼ葉書大の大きさで上部30mmだけに糊が塗布されている。想像していたほどの反り返りも無い。

サイトで説明されているように、いろいろなシチュエーションでの利用が考えられるだろう。
ただし、使ってみるとこれがかなり記入性がよろしくない。まあ、トレーシングペーパーなので仕方がないのだろうけど。

まず、ボールペン。なんとか記入できるが、線が頼りなくなり、視認性が悪い。下の書面に痕が残るので、強く書くわけにもいかない。
水性ボールペン、マーカー、万年筆など、水性系のものはなんとか書けるものの、かなりはじかれる。また、吸湿性が悪いので、乾くまでかなり時間がかかる。手で擦らないように注意が必要。
あまり普段は使わないが、細書きの油性マジックならノリがいい。(『銀座』の部分)
鉛筆はHで書いてもまるで2Bぐらいで書いているかのように磨り減っていく。トレペの表面が粗いからだ。
トレペといえば、手書きの図面を書く場合に用いる用紙が思い浮かんだ。試しに0.3mmの製図用シャープペンシルで書いてみたところ、良好な感触を得た。
というわけで、ちょっと普段使わないような筆記具が必要になるかもしれない。
また、価格的には20枚で525円は付箋としては高いのでは。これではトレペのパッドとマスキングテープを買った方が使い手があるだろう。
2.
「コクヨ ドットライナー ラベルメモ 全面にのり!」
側面に「pull up」と書いてある側1cmほどだけ糊が付いていないので、ここからめくる。数枚だけ剥がして持ち運ぶと分からなくなるので、色を付けるなどの工夫が欲しいところ。

糊自体は通常の付箋と同じぐらいの強度なので、モニターの枠などもともと付きにくい所に貼るには心許ない。
ただ、やはりカール状にはなりにくいので、アイデア出しなどの場面ではよりすっきりした書面が作れそうだ。現状、色は濃い黄色と白しかないようなので残念である。
ここでちょっと別の使い方を考案してみた。

写真は
「カール事務器」の
クラフトカッター。刃先をミシン目刃に交換してある。
これを使ってこの付箋紙にいくつかの切れ目を入れるのだ。

ミシン目があると、使用状況によって大きさを変えたり、ToDoなどで処理した項目を切って捨てることができる付箋になる。(写真は分かりやすいようにミシン目で折り曲げてある)
実はこのような付箋を大分前に考案したのだが、すでに件のコクヨさんが権利を取得していたのだ。一向に製品化してくれる気配がないので残念だ。ミシン目のある付箋は需要があると思うのだが。
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