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「綴じる」の、極み

「綴じる」の、極み

ついついステープラーを買ってしまった。
MAXの「SAKURI FLAT」。パッケージには『「綴じる」の、極み』と謳ってある(笑)。相当の自信作と見た。

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もともと以前このブログでも紹介したPLUSの「カルヒット フラット」を探していたのだが、どういう訳かなかなか大手の文具店でもお目に掛からない。
先日何気なく某事務用品店を冷やかしていたら、代わりにこれが目に付いた。

黄緑色が美しくて、この色を買ったのだが、どうよ、この面構え。まるで「エイリアン」だか、「ゾイド」を彷彿とさせるではないか。(←ワタシだけ?)
いずれにしてもこれだけ被写体として写真を撮る気にさせたステープラーも珍しい(笑)。

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メカメカしい形状だけではない。
針の装填部には2弾・100本をセットできる。サイドの穴から弾切れも確認できる。

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上部カバーを開けるとさらに予備100本分の収納部が。透明窓で「見える化」されているので、うっかり弾切れということは防げそう。

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機能面の実力もすごい。
名前の通り、コピー用紙20枚でもサクッと綴じられる。梃子の原理を応用しているのであろう、従来品より押し下げ力が50%軽減されているとのこと。押し下げ力を軽くするために、各社いろいろ機構を工夫しているようだ。

やってみると2段階の抵抗を感じるが、実際、拍子抜けするほど軽い。
そしてまた、名前の通り、綴じた後の裏面は針がフラット状になる。


「軽さxフラット」の思わぬ問題点

写真は雑誌のページ20枚を綴じたところ。

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ほんとに20枚でもあっけないほど簡単に針が通る。(実際には30枚でも針が通った。)ここで思わぬ問題点を発見した。

あまりにもあっけなく針が通るので、針がまだ曲がりきっていないところで力を抜いてしまうのだ。従来品だと大きな抵抗を乗り越えて、最後までガチャッと突き当たる感があるのだが、これは軽すぎる故に大きな抵抗を感じないので、突き当たるまでの勢いがつきにくい。それでいてフラット形状になっているため、最後まで意識して押し切らないと針が浮いてしまう。(写真の丸で囲んだところ。左側の2箇所は意識して最後まで押し下げたもの。)

触るとかなり肌に引っかかる。「危ない」とまでは言わないが思わぬ怪我をする可能性はある。この問題は力の加減と節度感という人の「アフォーダンス」に関係しているので実に興味深い。

パッケージには「日本ユニバーサルデザイン研究機構認証 使いやすさ検証済製品第1000007号」とあるのだが・・・

「ユニバーサルデザイン」に関しては言いたいことが山ほどある。実際いろいろ書いた覚書もたくさんあるのだが、ちょっとどこから手を付けていいのやら。(MIXIでちょっとしたシャンプーのギザギザの話しが、えらい論争になったのを目の当たりにしたばかりだ。)いずれ折りを見てここでも少しずつ書くかもしれない。

とにかく、商品を売る仕組みとしてユニバーサルデザインを利用するのは大人の事情として理解しているが、ちょっと使えば分かる問題点(それも怪我につながる)を見過ごして「使いやすさ検証済み」とは・・・片腹痛い。

「日本ユニバーサルデザイン研究機構」って?もちろんよくは知らないので批判する筋合いではないのだけれど、「ユニバーサルデザインコーディネータ○級資格」とか発行したり、いかにもな手合いですな。

だいたいあたしゃ、「ユニバーサルデザイン」なんて言葉は信用しとらんのよ。そんなもの、あるわけがない。誤解されてもあれなんで言っておくと、理念の終着点、つまりデザイン行為のベクトルとしては分かる。だけど、市場に出回る製品が「これはユニバーサルデザインです。」と誰かに認証されるような形で具現化されるような類のものではない、と思っている。

ああ、やっぱり話しがそれた(笑)。

えーと、だからと言ってこのMAXの「SAKURI FLAT」が欠陥商品であると言っているのではありませーん。
むしろ逆。この穿孔力の軽さ、使い勝手、形状、私のお気に入りになることは間違い無し。

ただ、一点、「ユニバーサルデザイン」などと謳う前に、「最後までしっかりと押し下げないと針が浮いて怪我をすることがあるのでご注意ください。」との記述が欲しかった、ということ。

注意して使わないといけない道具だからといって、ダメな道具であるわけではないのだ。きちんと使えば従来より、より良いパフォーマンスを発揮するのだからこれは良い道具と言える。ただ、問題点が道具を使う上でのアフォーダンスに係わって起こりうる以上、注意を喚起しておくのは必要なことだ。

MAX、まだ、極めてないぞ(笑)。


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