ハイブリッド3輪自動車「アプテラ」
前回燃費がリッター50kmという空気動力自動車「OneCAT」を取り上げたが、少し前に話題になった「ハイブリッド3輪自動車-アプテラ」はさらにその上を行く。

まるで両生類のようなこの外見、空力特性を極限まで向上させた形なのだ。
Technobahnの記事を引用すると、
【Cd値(Constant Drag)で示されることが多い車の空力特性の場合、セダンの車でCd値は0.3~0.4、スポーツカーで0.25~0.3が普通だ。Cd値が 0.2~0.25位になるとモーターショーなどに出展されるコンセプトカーのレベルとなり、市販車ではほとんどあり得ない。
ところが、このAptera Typ-1の場合はCd値はなんと0.11。ここまでくると車というよりはもはや航空機といっても過言ではないかもしれない。】
ApteraAptera Electric Typ-1 e:Video 前輪2、後輪1つのハイブリッド3輪自動車で、ボディーにエポキシ樹脂を使用して重さを680キロに抑えている。空気抵抗を少なくするためにバックミラーをやめ、後方と側面にカメラを設置、屋根には太陽光発電パネルを装備して予備電源としているとのこと。1回の充電で304キロ走れるという。燃費はリッター128kmにもなるとのこと。
OneCATの車重は350kgとのことだから、まだまだ改善の余地はあるかもしれない。心配なのは安全性だが、それさえクリアすればこういう低燃費でユニークなフォルムの車が日常のコミューターとして行き来する未来がすぐにでも来そうだ。(あと、樹脂のボディはリサイクル特性が気になるけどね)
ちょっと郊外に行くとスーパーなどには大きな駐車場があり、平日でも買い物時には満車になったりする。そういうちょっとした日常の買い物や、単なる移動手段として、こういう未来的なフォルムの車がゆったりと走れるようになると楽しいと思う。
低燃費といえば思い浮かぶのはホンダの「
スーパーカブ」。かつてはカタログにリッター180km(!)を謳っていた時代もあったという。排気ガス対策などでその値は下がったらしいが、今でも検索すればリッター50kmなどという数値は当たり前のように出てくる。ガソリンを入れるのを忘れてしまいそう(笑)。
軽量の二輪と自動車を同列で比較するわけにもいかないだろうが、ホンダあたりがこういう本気の低燃費車を開発すれば面白いと思うのだけど。
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