昨日「
ギフトショー」に行ってきました。
先日、東京ビッグサイトへは「
グッドデザイン展2008」を見に行ったばかり。
あちらは東館の2ホールだけだったのですが、それでもあまりの広さにヘバりました。
ところが、「ギフトショー」はなんと東西あわせて10ホール、ビッグサイトの全てを使って行われるという規模!「おもちゃショー」でもここまでの規模だったでしょうか。
「グッドデザイン展」を見る大変さをフルマラソンだとすると、こちらはトライアスロンです(笑)。
はじめてだったので何の戦略も無く歩いたのが大失敗。途中5分ほどの休憩を2回とっただけでひたすら歩きました。その後、用事で銀座に回ったのでトータル6時間ほど歩き続けたのですが、もー、ぼろぼろです(泣)足腰も疲れますが、展示品を一生懸命見て回るととにかく目が疲れます。
基本的にバイヤー用の展示会なので残念ながら写真撮影禁止でした。
とにかくこの世のありとあらゆる雑貨が集結している感じ。例えば宝飾用の石を扱っている店だけでも何十店も出ていたり、怪しげな健康グッズのブースがひしめいていたりと、様々なジャンルがあるので、見に行く場合は自分の好きな分野をあらかじめ下調べして行くべきでした。
例のワンフェスで壊れたエレベーター。まだ、閉鎖されたままです。仕事遅すぎ。

コミケやワンフェスのヲタ向けのドリンク。といってもただの水ですが。こういうミエミエの戦略にあえて乗るのがヲタの真骨頂なんでしょうか。

さて、ギフトショーの印象ですが、一つは日本中のあらゆる「エコバッグ」と「マイ箸」が集結した感じ(笑)。
もうエコバッグはこれでもかとばかり大量生産されているようです。おそらく日本人一人当たり何袋も持つ計算になるのではないでしょうか?エコというだけで何か免罪符のようですが、
単なる布袋ですよ。ここまであふれかえると、コンビニ袋より始末が悪いのでは、とさえ思ってしまいます。
また「マイ箸」ですが、おそらくそんな統計はないと思いますが、間違いなく今、全国で生産されている箸の数は過去最大でしょう。
ケータイにぶら下げる箸までありました(笑)。どーしろと。
マイ箸のムーブメントはいいと思うのですが、半分に分けて金属を使って接合する方式やら、持ち運び用のケースや布袋やら、なんだか非衛生な感じがして「商品」自体に魅力あるものが少ないと思います。ロッドアンテナのように引っぱって伸ばすような方式のものまでありましたが、私としてはそんなものを使うくらいなら「割り箸」を使う方がマシです。
個人的には箸は金属製もプラスチック製も嫌いで、木製以外は使いたくありません。ケースは洗いやすさを考えれば、昔ながらのスライド式のフタが付いているものが一番かもしれません。
昔から学校などにお弁当を持っていく文化があって今さら「マイ箸」などと言わなくても、様式はほとんど完成されているのではと。
とにかく「ものづくり」が好きなくせに、身の周りにモノのない生活を送りたいと思う、デザイナー失格とも言える自分としては、あまりの「もの」の多さに呆れかえるとともに、日本の様々な雑貨レベルの「もの」にこれほどまでに多くの人々が関わっているのを見て、逆に中小企業の頑張りを感じ元気を貰いました。
オマケ:
銀座での光景 松坂屋が改装前の閉店セールなのですが、1階は全て紅白幕が張り巡らされていました・・・

以前、そごうの催事場を訪れたら、一面に紅白幕が張り巡らされ、会場の雰囲気はまるで昭和初期。タイムスリップでもしたか、と思いました。その直後、そごうは倒産。それ以来、自分の中では「紅白幕を張り巡らせる百貨店はつぶれる」という法則が。失礼ながら松坂屋さんもこの感覚を引きずっているようでは新装開店しても先はキビシイかもしれません。
まぁ、マウンテンプライスになってないだけ良心的と
いえるでしょうかね。 (アキバのこのテのは高かったりする‥)