シュレッダー
もう何年もシュレッダーが欲しかったのだが、適当なものが見つからず、いつもハサミを使っていた。
小型の手回し式のものなら使ったことがあるのだが、非常にチャチで、まったく使い物にならなかった。
ホームセンターなどで物色してみると、電動式のものでも、ほとんどはカットの幅が大きすぎるのでは、と思う。たいていは4mm幅なのだ。4mm幅はかなり大きく感じる。まあ、漏れて困るような大した情報があるわけではないのだが、住所程度でも、多少読めるとなれば、あまり気持ちのよいものではない。
ところが先日、グッドデザインエキスポに行ったときに目にしたのがコクヨの「デスクトップシュレッダー」で、そのうちの
KPS-X30はなんと2mmx14mmという極小クロスカット仕様。これはかなり珍しい。

2mm幅のクロスカットが可能なシュレッダーをさがしてみると、2万円以上のかなり本格的なものばかりとなる。(2年ほど前なら「オーム電機」から1万円台のなかなかよさそうな製品が出ていたのだが、例のこどもの指切断事故で、仕様の見直しがあったらしく、今は販売されていないようだ。その後
オーム電機のものはなぜか4mm幅のものばかりになったようだが、ホームページを見ても肝心のカット幅が明記されていない。)
ネットで調べると、KPS-X30は電動式タイプの中でも最も安価な部類に入り、最安では、メーカー希望小売り価格のほぼ半額ほどとなっている。
安価なかわりに、投入サイズがA5コピー用紙約4枚であること、CDやクレジットカードなどをカットすることはできないなど、上級機種に比べると制限がある。しかし、家庭で使う分には、葉書や封筒などをカットするのに問題はないし、A4用紙でも半分に折ればいいだけなので、十分実用に耐えると思う。
サイズは大きめのトースターほどあるので、狭いデスクトップならちょっと邪魔になりそう。家庭なら床にでも置けばいい。
また、音も静かで、スイッチを入れて置けば、紙を差し込むだけで自動的に作動し、カットし終わると止まる。投入口幅も2.5mmでこどもの指もまず入らないろうし、大きなストップボタンが設けられるなど、安全にも気を遣っている。
デザインとして気に入らないのは右上の警告文。こんな細かい文字、誰も読みませんって。天面に持ってくるところが、いかにも事故対応の言い訳のようだ。むしろ、丸印のピクトグラムをもっと大きく表示すべきではないだろうか。前面の「静音」と「安全」というコマーシャルラベルの方が目立っているところを見ても、品質保証部や営業とのせめぎ合いもあろうが、デザイナーが仕事を全うしていないとしか思えない。
現状、裁断機能に関しては細かくて非常に満足している。このまま、故障無く働いてくれれば嬉しいが。
テストとして雑誌のテレビ欄をカット。文字が非常に小さかったので、位置が合えば読める部分もあるが、実用では問題ないレベルだ。最近、葉書などの個人情報を守る方法として、カットと真逆の方向で対応したのが、これ。
ケシポン
確実性ではカットには及ばないだろうが、店頭で実演を見た限りでは、まあ、かなりのレベルで見えなくなるようだったし、手軽でいい。油性のマーカーなどでもいいように思うが、染料系のインクだと隠蔽力が弱い。ケシポンは隠蔽力の強い顔料系油性インクを使っている。気になるのはインクの持ちか。
先日、ギフトショーで同様の製品のサンプルをもらった。

スタンプ関係の専門メーカー「
タイヨートマー」の製品。

「見たらアカン」と書いてある(とほほ・・・)。
こちらは文字の隙間が大きいので1回押したぐらいではかなり読めてしまいそう。ん~。製品版は意味のないひらがなを配しているようだ。
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ぜひバリエーションとして
「読んだら死ぬで」も採用して頂きたいw