青木画廊前々回のエントリの『聖書と木馬~清水真理人形個展』を銀座の青木画廊に見に行きました。
行きの地下鉄の吊り広告。紙製のハンガーが3つぶら下がっていました。

「とらばーゆ」の広告です。よく見ると、「なりたいワタシに着替えちゃお!」というコピーが。
電車の揺れに合わせてゆらゆらと揺れていました。アイデアは楽しいんだけど、なんだろ、あともう一つ何か欲しい・・・うーん、えーと、いいのが思い浮かばないんですけどね、例えば着けていこうとしてやっぱりやめたネックレス?とかなにか、着替える前の古い自分をイメージするもの・・・。何も掛かっていないハンガーはちょっとさびしい。
銀座の大通りを1本入ると・・・いつの間にかぐにゃぐにゃのビルが建っていました。

フォトショのエフェクトではありません。実際に曲がっています。上から3枚の写真を撮ってパノラマにしてみました。
青木画廊は有名な「煉瓦亭」の隣で、昔ながらのひっそりとした佇まいです。
清水氏の球体関節人形は独特の世界観がありました。キリスト教的なイメージをファンタジックに加工して、しかし、かわいいキャラクターだけに頼るわけでもなく、決してグロにもならず、少女の不思議な夢といった味わい。自分の内部を顕わにする少女人形の表情には惹き込まれるものがありました。
2Fでは青木画廊の常設展が併設されていましたが、四谷シモン氏の人形なども置いてあり、予期せぬ収穫。こぢんまりした空間に、七戸優氏や大竹茂夫氏他の作家方のファンタジックな絵画が掛けられており、至福の時間を過ごせました。人の頭の中の不思議なイメージをしっかりとした技術で表出する・・・それがある種の人種には麻薬的な甘美を生み出すのです。猫にマタタビやわ。
さてさて、同ギャラリーで同じく銀座の「
ヴァニラ画廊」の案内状を頂きました。2008.10.23より「幻妖の棲む森」という人形関係の展覧会があるのですが、ホームページに行ってみると・・・今やっている「廣江友和」もいいじゃないですか!ここもエロティック耽美系の香りぷんぷんですなー。「ヴァニラマニア」だってー、うわーえらいの見つけちゃったよ。「
変態偏愛的美学愛好家のための隠れ家」だって(笑)。
「ヴァニラ画廊」はかなり好事家さん向けですので苦手な方はご注意を。
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