「
手書きブログ」が熱いらしい。
『「手書きブログ」のユーザー数が20万人、月間PVが1.5億を突破、9割以上が女性の“手書きワールド”とは?』さっそく覗いてみたが、絵の達者な人たちばかりで驚く。見るには楽しいが、こうなると絵心の乏しい人は気後れするような。コメント欄まで手書きなので徹底している。私は
「たつのからこ」さんのブログが気に入った。
この手のお絵かきタイプのものでは、以前からお絵かきBBSがたくさんあった。2chan系の「双葉ちゃん」のお絵かき版などが有名どころか。(ある意味特殊な世界なので、リンクは割愛します。)
こういうところでは「
しぃペインター」などのペイント系のCGI(サーバー上で動くソフトとでもいうのでしょうか?)を使っている。「しぃペインター」はシンプルながらマスクやレイヤーまであり、使いこなせば非常に高度な絵が描ける。
これに比べると「手書きブログ」はよりシンプルで、敷居を低くしてあるのだろうけれど、裏技などを使わないと直線ひとつさえ描きにくい。もう一工夫欲しいところだ。
お絵かき掲示板「
しぃペインターの使い方」
「手書きブログ」を見ていると、手書きとはいえ、やはりテキストも打てればいいのに、とか、せめて写真ぐらいアップしたい、とかいろいろと希望がわいてくる。
つまり、通常のブログのように写真や動画の貼り付けはもちろんのこと、フリーハンドのお絵かきもさくさくできて、テキストの打ち込みも好きな位置に好きな角度で・・・と。あ、もちろん、ハイパーリンクも必須。サーバーの負荷もあろうが、どこかでそんな理想のブログが実現しないか。
これって要は、デジタル版の
「スクラップブッキング」なわけで、実はブログという形態はスクラップブックと非常にマッチすると思う。
つまり、テーマのある書き物であったり、日常の日記であったり、作品や小説のネタであったり(この手のは公開しにくいものもあろうが)個人が興味を持つありとあらゆることが対象となる。テキストメインの人もいれば、絵が得意な人もいるだろうし、写真が好きな人もいるだろう。それらを自由にミックスできるシステムがあればいいと思う。絵だけだと後からの検索性も弱いし。
クライアント側で動くソフトであればこれに近いスクラップ用のソフトはいくつか存在する。
「紙copi」 「デジタル・スクラップブック SVG Cats 2」「ネタの種2」 「OneNote 」 この中では動画などのファイルにまで対応しているのはOneNoteだけのようだ。どれも試用版があるのでいずれテストしてみたい。
そういった日常のあれこれをスクラップすることは、個人々々の経験値の蓄積であり、それらは日々データベースとなって、単なる日記という思い出作りに止まらず、将来の行動の指針にさえなり得るのではないだろうか。公開できなくても役に立つだろうし、公開して、反響などがあれば、励みになることもあるだろう。
個人的に以前から書いている『
システムノートの手法』というノート術で目指していたものは、いわゆるアナログ版のスクラップブックであったのか、と今更ながら気が付いた次第。つまり、「手帳」を単なる予定表を書き込むためのもの、と捉えるのではなく、使い方を拡大してもっと生産的なフィールドとして活用したいということを書いてきたのだが、その手法として「スクラップブッキング」はもっとも簡単で効果的なものになるかと思う。今回気づいたことについては近々に別エントリを立てたい。
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これってペンタブ必須ですよね…