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システムノートの手法 9(1)

システムノートの手法 9(1)

「超整理手帳」の特徴の一つとして、A4サイズの資料を4つ折りにするだけで挟み込める、ということがあります。
ビジネス上の基本フォーマットはA4に統一されていることが多いので、これはなかなか便利な特徴です。

小さな綴じ手帳ではA4用紙をホールドするというのはあまり得意ではないでしょうが、システム手帳であれば、折り方一つで便利に挟み込めるようになります。


「システムノート」としてお薦めしているA4/2穴方式では、A4サイズの用紙はもちろんのこと、それ以上の大きなA3、A2、A1というようなサイズでも簡単に綴じ込むことができます。それには基本的な「図面の折り方」を使います。

建築図面など紙の図面を扱う業界では、基本的にA4フォルダーに全ての大きさの用紙を綴じることが多いのですが、実は図面の折り方には、JIS規格で決められた一般的な方式があるのです。

下記リンクで詳細を見ることができます。(日本工業標準調査会の頁で、PDFになっていますが、閲覧のみで保存することはできません。また、時間帯によっては激重のようです。)

参考:

JISZ8311 製図-製図用紙のサイズ及び図面の様式


この場合の基本的なルールは、

1.折ったあとの外形(フットプリント)がA4になること。
2.フォルダー用の「2穴」部分を逃げること。
3.通常、右下部に標記される「インデックス」(名称や番号、設計者などの情報記載部分)が見えること。

です。

ここではこのやり方を応用して、バイブルサイズとA5サイズのシステム手帳に、大きな紙を綴じ込む折り方を説明します。どちらも一応6穴パンチがあった方が便利なことは言うまでもありません。


「バイブルサイズ」システム手帳

A4縦を綴じ込む

参照したい資料や、プリントした地図などを持ち歩くのに便利です。
分かりやすいようにブルーのバイブルサイズの用紙をテンプレートにします。


1.テンプレートの左下角をA4用紙に合わせます。上の縁に沿って手前に折ります。
081201a.jpg

2.左上の角を斜め45°に折り、綴じ穴部を逃げます。
081201b.jpg

3.テンプレの右端で手前に折ります。
081201c.jpg

4.用紙の左端を右端に合うように折り返します。(テンプレは位置を分かりやすくするため、ちょっと下に引っぱってあります。)
081201d.jpg

5.完成
081201e.jpg

6.バイブルサイズ用の6穴パンチで穴を開け、フォルダーに綴じます。
081201f.jpg

7.フォルダから外すことなく、簡単に開くことができます。
081201g.jpg

8.折り方を整理すると
081201ab01.jpg
となります。


A4横を綴じ込む

1.同じくテンプレートの左下角をA4用紙に合わせ、上の縁に沿って手前に折ります。
081201h.jpg

2.左上の角を斜め45°に折り、綴じ穴部を逃げ、テンプレの右端で手前に折ります。
081201i.jpg

3.6穴にかからないように適当な距離をとって折り返します。(テンプレは位置を分かりやすくするため、ちょっと下に引っぱってあります。)
081201j.jpg

4.テンプレの右端で手前に折り返します。
081201k.jpg

5.完成
081201l.jpg

6.穴を開け、フォルダーに綴じます。
081201m.jpg

7.開いたところ。
081201n.jpg

8.折り方を整理すると
081201ab02.jpg



A3横を綴じ込む

同様にA3用紙でさえ、すっきりと綴じることができます。
折り方はA4横の場合と同様で、4.まで同じように折ったあと、テンプレの右端に合うようにもう1度折り返すだけです。

081201a3b01.jpg

081201a3b02.jpg


A3縦についても基本的に同じ手順で折ることができますが、折り目の重なりがやや厚くなり、収まりが良くないので避けた方が無難かと思います。


以上、厚紙などであらかじめバイブルサイズのリフィルと同じサイズのテンプレートを作っておくと折るときに便利です。

A5システム手帳については次回。


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