本日発売の週間現代で「あしたのジョー」が連載開始とのこと。
週刊現代Online ちばせんせ、またそんな墓を掘り起こすような無粋なことによくOKだしたなあ、と。それはないわ、と思いつつ、それでも、どう料理するんだろう、と半分は期待もあった訳で。
ところが本屋で手に取ってびっくり!
『復刻連載』?なんだこりゃ??昔のまんま、そのままを連載しているんですけど!?
雑誌史上、そんなことって今まであっただろうか?読者をなめてるのか?雑誌業界がダメになっているという話はこのところ喧しいが、まさかこれほど劣化しているとは・・・。
「『あしたのジョー』は、格差や不況で閉塞(へいそく)感が漂う現代社会の究極の癒やし。何度挫折してもまた立ち上がる主人公、矢吹丈らの生きざまが、心身ともに疲れきったサラリーマンにパワーを与えると考えた」てな口上だが、後ろ向きなこの企画によけいガッカリするわ!
うがった見方をすれば、それほど予算がないってことだろう。ちば氏に新作を依頼するより、再掲載の版権分を払う方がはるかに安くつくとか。受けなきゃ途中で打ち切りゃいいや、ってことだろうか。リスクを取らなくていい算段かもしれんが、逆に致命傷にならなきゃいいけど。
安野モヨコの『働きマン』の舞台は「週刊現代」の編集部がモデルと言われている。週刊現代は以前は大人向けの週刊誌として硬軟取り混ぜたなかなかバランスのいい雑誌だと思っていた。ところが去年あたりだったか、久々に手にしてみたら文字が大きくなって中身がスカスカ、劣化ぶりに驚いたものだ。
なにやらいろいろと企業問題なんぞを取り上げていた編集長が裁判ざたで会社に損害をかけたので入れ替わったとかなんとかも耳にする。どうやらいい企画を通そうと頑張る働きマンはマンガの中だけのことらしい。
ま、いずれにしろ、雑誌低迷に拍車を掛けるようなこの企画、途中で打ち切られるに3,000点!
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やっぱ無理があったのかな。