「1bitpaint」前回の「1bit-Paper」と似た名前ですが、作者様が異なるのかクレジットがはっきりしません。
「"1bit-Paper"のキャンバスを高解像度にしたような落書きツール」とのことで、同じく単色でレイヤーや手ぶれ補正などのないシンプルなソフトとなっています。タブレット専用です。
使ってみるといくつか独特のクセ?があるようです。
まず、デフォルトでは画面が「ウインドウサイズの8倍」になっており、1000ピクセルぐらいのキャンバスを使って絵を描いて保存すると(自動保存あり)、なんと幅8000ピクセルを越えるようなpng画像を保存してしまいます。さすがにこれはデカすぎるでしょう(笑)。
実は非常に滑らかなシャギー感のない線が引けるのですが、条件として1/1表示より小さい表示であることが必要となります。
なので、私は「その他」→「オプション」から新規キャンバスのサイズを「指定した大きさ」とし、幅を2000ピクセル、高さを1600ピクセルで設定しました。それで「表示」のサイズを1/2とすれば見かけ上1000x800のキャンバスが使えます。

縮小表示はシャギー感を消すためだと思うのですが、トレース目的で「下絵を読み込む」を使ってみると、下絵が小さくなりすぎて使い物になりません。
さて、前回の「1bit-Paper」とは違って、本ソフトは非常に滑らかな書き味を持っています。特に筆圧に対するペン幅の感応の秀逸さは抜群で、うまく設定すると、軽いタッチから強い筆圧まで非常に広域なペン幅を使うことができます。私は古いIntuos(筆圧512段階)を使っていますが、筆圧検知のレンジをここまで広く使っているような感覚は初めてです。
かと言って決してピーキーな変化ではなく、習熟して慣れれば筆やGペンのような感覚でコントロールできそうです。
サイズx硬さの例「手ぶれ補正」がなくても気にならないほど描画が滑らかで、勝手に手が動いてしまいます。これでレイヤーがあれば漫画の下書き、ペン入れのように使いたくなります。
「日立サンロッカーズ マスコットのサンディくん」てか、ぜんぜんこれじゃ「マーカースケッチ」じゃないし。
透明ではないのでマーカーのようには描けませんが、サインペンのラフスケッチ風に落書きするには持ってこいだと思います。


undoはZキーで10段階まで、Space+ドラッグでキャンバスのスクロール。
私の環境では「Shift+ドラッグで直線」が使えませんでした。
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