個人的に最近旬だった「ホットケーキ」と「カエル」からの妄想。

先日紹介した
AzDrawingで線描、
AzPainterで着彩。
前回、「マーカースケッチ11」では、AzDrawingのGペンのような「自由線」のラインを使って、マンガ絵を描いてみました。
今回はほとんどを「スプライン」で描いています。スプラインは均一で滑らかな曲率のラインを描けるコマンドです。部分的に「ベジェ」も使っていますが、90%はスプラインを使いました。絵の雰囲気は一見するとドロー(ベクター)系のソフトで描いたようですが、全てペイント(ラスター)系データです。
AzDrawingはベジェも使いやすいのですが、単一円弧しか描けないようです。その点、スプラインならかなり自由度のある曲線を引くことが出来ます。基本的にポイントしていったところを結んで、滑らかなラインを描いてくれるので、ベジェが苦手という人でもすぐに使えると思います。
AzDrawingでは黒線しか使えません。ホットケーキならホットケーキ、カエルならカエルと、描画するアイテムごとにレイヤーを分けておきます。

線描後、AzDrawingのデータをAzPainterで加工しました。描画したアイテムの細かい位置関係の調整などもAzPainter側で行えます。
作業前に各レイヤーを複製しておくと失敗してもやり直せるので便利です。
ちなみにAzDrawingはpsd形式でも書き出せるのでphotoshopでも加工することができます。今回両方を使ってトライしてみましたが、AzPainterがほぼヘルプも見ないで直感的に使えたのに対し、photoshop(CS2)はやはりかなり使い方が難しいと感じました。
photoshopと比べ、AzPainterが便利なのは無彩色のラインなどを「色の置き換え」で好きな色に変換できることです。photoshopでは直接的にはこの操作(無彩色→有彩色)ができないようです。また、undoが何度でも遡れるのも、操作に慣れていない身にとっては便利でした。photoshopではundoは1回のみで、遡るにはヒストリーを削除していく仕様のようです。
残念ながらAzPainterはpsd形式で書き出せないので、jpg、png、bmpなどの画像形式を利用することになりますが、webや個人使用にはあまり問題はないでしょう。カラー表現でCMYK値を使って印刷しなければならない場合はphotoshopに持って行けばいいかと思います。
今回、ペイント系ソフトでドロー系のような絵もそれなりにカエルじゃなくて、描けることが分かりました。ただし、「塗りつぶし」ツールで色を流し込んだときに、ラインにアンチエイリアスがかかっているとどうしても隙間ができ、それを埋めていく作業がいろいろとたいへんでした。また、一般的なことか、バグなのか分かりませんが、AzPainterでは
「選択」で描いたものを移動させたりして、そのまま保存すると選択した部分が消えてしまうようです。これでせっかく描いたものが消えてしまって描き直すはめになり、原因が分からず苦労しました。「選択」は保存前に必ず解除しておくように注意が必要です。
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