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PDF4 Acrobatがすごい!

以前にも書いたが、WEB上に手帳のフォーマットを載せるためにPDFを触りはじめた。

まだ弄り始めて2ヶ月ほどなので素人同然だが、覚書として少しPDFのことを書いていきたい。

ほんの数年前までPDFファイルといえば、Adobe Reader の起動は遅いし、文字はぼやけて
読みにくいし、表示ももたつくはで、WEB上では出会いたくないフォーマットであった。
ネットを検索してみても、これは基本的に印刷向けのフォーマットなのでWEB上での使用はあまり歓迎されていないようである。
(印刷に強いことや、サイズの軽さ、OSを選ばず表示できるということで、「ペーパークラフト」を公開している人たちにとっては定番のフォーマットだったけれど。)

しかしながら、Adobe Readerのバージョンアップで表示の速度や精度がストレスのないレベルまで来るとともに、「電子文書法」の施行(2005年4月)などが相まって、PDFは急速に広まりつつあるようだ。
例えば官公庁などの公式文書の電子化や、パソコン機器のマニュアルなど、今後ますますPDFフォーマットでの供給が進むと思われる。

その大きな理由の一つは文書の改変を管理する、「セキュリティー」を重視したフォーマットだということがあげられるのだが、Adobeの目論みは、事務的文書をPDFで席巻することだけに留まらないようである。

さすがにグラフィックやDTP方面ではトップを行くAdobe、パソコン上と紙(印刷)をシームレスに扱うということの専門家なんだな、と思っていたら、そんな生易しいものではなかった。

Adobeの何でもかんでもPDF上で実現してしまおうという方向は、非常に戦略的であり、執念さえ感じる。

Adobe Readerの7.0を入れている人は下記のサイトを訪れて欲しい。(Adobe Reader7.0のインストールは自己責任でお願いいたします。私の6年前から使っている古いパソコンでも快適に動き、スピードも格段に速くなりましたが、某スレなどを読むと不具合の出る人もいるようなので)

http://www.adobe.co.jp/products/acrobatstd/main.html

このページにある「ツアー」のPDFを見てビックリ!

いきなり男の人が出てきてエスコートしてくれる!このマルチメディアを埋め込める機能は6.0のころからあったようだけど、知らなかったので驚いた。

実際に体験版でやってみると、MPGなどのムービーやGIFアニメなども埋め込めた。テキストと映像が並んでいるのは、ハリー・ポッターの映画に出てくる写真の動く新聞のようでおもしろい。(あれはPDFだったのか・・・まさに、A.C.クラーク曰く、「極度に発達した技術は魔法と変わらない」だ。(笑))

WEB等で活用できるカタログなどとして利用価値があると思うけれど、当然ながらデータ量が重くなるので個人としては使いどころの難しさもある。なんせ1枚のPDFが数メガになっては、本来、軽さが売りのPDFのよさも生きてこないし。でも、マニュアルなどでもこれがどんどん使われれば、テキストを読みながら実際の操作画面を見られたりするので便利だろう。

さて、このあと、「セキュリティ」関係のことを書こうと思っていたら、まさに今日ニュースが飛び込んできたので予定を変更。

http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/software/2006/01/24/7041.html

今日、24日、「Adobe Acrobat 3D 」というのが発表された。これは今や製造業では必要不可欠となっている「3D CAD」のデータを「専用ビューワー」を使わず確認できるようにするものだ。CAD専用のビューワーを使わないのなら何を使うかというと、「Acrobat Reader 7.0」で見られるというのだから驚きである。

今やもの作りに欠かせない三次元CADはいくつかフォーマットがある上に、どのソフトもとんでもなく高い。これまでは設計サイドからお客さんや製造サイドにデータを受け渡しても簡単に見るというわけには行かなかった。多くの場合は別途見るためだけのビューワーを購入したり、設計者が二次元の「スクリーンショット」をとってエクセル等、誰でもが持っているであろうファイルに貼り付けてやりとりしていたのである。

ところがこの「Adobe Acrobat 3D 」で作ったデータは無料の「Acrobat Reader」で見られるだけでなく、ぐりぐりと動かしたり、断面を見たり、注記を書き込んだりできるという。

つまり、1年前にReaderの7.0がリリースされたわけだが、ずっと前からこういうことも視野に入っていたってことで脱帽。

「Adobe Acrobat 3D 」は13万円以上もするが、CADを個人で使っている特殊な場合を除けば、企業にとってはさほど高いソフトでもないかもしれない。その利便性を考えれば、今後製造現場でも連絡業務では基本フォーマットとなる予感がする。

てなわけで、文書、グラフィック、マルチメディア、3D-CADとあらゆる「情報連絡」フォーマットを席巻しつつあるAdobeの戦略=PDFなのであった。
今後はメールに添付するのではなく、PDF自体がメーラー機能を持ってすぐにそのまま送れるようになったりするのでは・・・と予想してみたり。
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