前回の補足。
PDFに3Dデータを貼り付けるソフトがadobe以外にあった。
BentleyのCAD、「MicroStation V8」で3DPDFを出力できるとのこと。
Adobe Reader 7.0で、3Dアニメを動かしたり、3Dモデルの中をウォークスルーしたりできる。
3DモデルはU3D(Universal 3D )という形式で、
『>Universal 3D :Intel、Adobe、Bentleyなどが参加する3D Industry Forumで策定された3DCADデータ再利用のための標準ファイル形式』
とのことである。
様々なサンプルが置いてあり、実際にReader 7.0で動かすことができるのでおもしろい。別のページには「Quick Time のパノラマヴュー」仕様のデータなども紹介されている。(パノラマヴューはAcrobat7.0でPDFにも貼り付けられる。)
★ただし、このサイトのデータを体験するとパソコンの環境によっては不具合が出るかもしれないのでご注意を。
かなりのパワーを必要とするのか、私の貧弱な環境(W2000,Pen3 1G)ではブラウザ(Firefox)が不調となり、再起動が必要となった。
↓
http://www.bentley.co.jp/cms/viewing_tools/3dpdf.htmもちろん、「MicroStation 」はCADであり、3DPDFにできるのは自前のデータだけだろうし(入出力を考慮しなければ)、価格も90万円となっている。
Bentleyのサイトではフリーの3DCADビューワーもダウンロードして利用できる。
3DCADのビューワー自体は各CADのベンダーが専用の無料ビューワーを出しているようである。その意味では3DPDFを作製するのにAdobe Acrobat 3Dを使うとなると、それなりのコストがかかるわけで、これが普及への障害となるか・・・。
実際に現状の文書のPDF化に対しても、Acrobat自体の価格の高さ(例:Standard ¥36,540,Pro ¥57,540)は大きなネックになっていると思う。
ただ、この点に関しては最近は多くのサードパーティーから廉価なPDF作製ソフトが出されるようになった。
3DPDFについても普及とともに、サードパーティーが対応するかもしれない。
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