dyson Air Multiplier

あちこちで話題になっている
dyson Air Multiplier(エアマルチプライアー)ですが、早く実物を見てみたいものです。
発想が画期的なことは間違いありません。少なくとも安全性と掃除のしやすさでは従来の扇風機とは格段の差があります。
風の質も違うと言うことですが、当たって見た感じはどうなんでしょうね?
結局は胴体部分にファンが仕組まれているわけでしょう。スリットの形状からすると吸気量が少ないように感じます(そこに埃も溜まる?)。円形部分は周りの空気のアクチべーションというか誘導をするわけで、空気量は15倍になると説明されています。ただ、エネルギー量としては増えるわけがないので、勢いのない風がくるような気がしてなりません。
幼児がいるような環境ではいいと思いますが、基本的にエネルギーロスの多い構造だと感じます。(実物を見てとんでもなく強力な風がきて尚かつ静かなら、ゴメンナサイと言います)夏の風呂上がりなどに一気に扇風機でガーッとやりたいようなときには向いていないのかも。
扇風機のような渦状の風の利点は遠くまで届くということではないでしょうか。特に最近では風のトルネード形状をより強力にして直進性を増した「サーキュレーター」が増えてきました。
エアマルチプライアーは実質的にはファンで風を起こしているので私のイメージとしては単なる「整流器」ですね。(あ、そういや、全くファンを使わずに効率的に遠くまで風を運べるシステムがあるなあ・・・。)
さて、少なくともこれを横にして、ビーチボールを浮かせればそれだけでオブジェになることは間違いないでしょう。店頭でもそういうパフォーマンスがされるのでは・・・。
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そして扇風機、`Gizmodo`で拝見し興味持っていました。
ルイス・カーン氏の「 形態は機能を啓示する 」、また機能主義の「 機能は形態を従える 」を観点とした場合、大変興味深く考えさせられるフォルムだと感じました。