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ソニータイマー発動!

ソニーのスリムタイプのパソコンの調子が悪くなってきた。
購入後まだ3年ほどで、メールやネット、たまにDVDを見るぐらいなのでそれほどハードに使っていた覚えはないのだが・・・。

VA01


ビデオ系のソフトが使えなくなり、全体に動作が重くなってきた。あまりデフラグなどのメンテもしていなかったので、思い切ってリカバリでもかけるか、と重い腰を上げた。

重要なデータのバックアップは取れたが、動画のデータがフリーズしている。人様に撮影していただいたビデオだったのでサルベージしたかったのだが、再生はもちろん、移動もコピーもできなくなっている。
泣く泣くあきらめて、リカバリディスクをかけたら「センス操作が失敗しました」と出て、リカバリが止まる。その後、「Error loading operating system」となって立ち上がらなくなったのでありました(泣)。

ちょいとググってみたら、出てくるのはほとんど、ソニーのパソコンに関しての記事。ほぼソニーのパソコンに特有の現象か?ソニーのサポートページではこれについて現象は書いてあるが、なんの対策も説明もされておらず、サポートに電話連絡するようになっているのが怪しい。不良部品であることを隠しているような印象。
とにかく「センス操作が失敗しました」と出ると、ハードがもう逝っちゃってるということらしい。なんでも、ハードディスクから少しずつデータが読めなくなってくるとか(笑)。
「ソニータイマー」の発動です(笑)。

これはやっかいです。以前、メインで使っているVAIOのデスクトップ(RX70K)のHDがダメになったときには事前に自己診断機能(S.M.A.R.T)が働いて警告してくれた。
起動時に黒い画面で次のような警告が出てF1キーを押さないと起動しなくなったのである。

Primary Master Hard Disk S.M.A.R.T. Status Bad.
WARNING : Immediate back-up your data and replace your hard disk drive. A failure may be imminent.

「ハードディスクがヤバイでっせ!」という警告ですな。
なので、致命的にクラッシュする前に新しいHDと交換し、データも移行できたのである。このときはかなりハードに5年間ほど使っていたので寿命としては納得できた。

今回、そういうこともなく、少しずつダメになっていって?リカバリも受け付けないとは。

サポートに連絡してみたが、修理ということになる公算が高いので、検査するしかない、とのこと。もちろん、費用はこっち持ち。わずか3年で壊れるのか?と文句を言うと「不運が重なった」と言われた(笑)。もちろん、サポセンのお兄さん、お姉さんに文句を言っても始まらないので、腹が立って声を荒げたくなるところを穏やかに話しました。

それにしても、この件で3度サポートに連絡を取ったのだが、一様に「購入店の保証延長をされていないのですか?」と訊かれるのはどういうことだろう。てめえのところのパソコンの保証なのに、購入店まかせ、ってことなんだろうか?なんせソニーの初期保証は「3ヶ月」ですからね。ネット等で登録してようやく1年の保証が受けられる。

さて、もちろん、3年の延長保証に入っていましたさ。それが去年の年末に切れたばっかり。とほほ。途端にこれだから腹が立つんですよ。おまけに液晶モニターにも不穏な黒いシミが広がってきたし・・・。まさに悪名高い「ソニータイマー」。

で、修理に出すと、期間は2週間、費用は4~5万円とのこと。やってられません。
ま、こちらもゴネたところで無料で修理します、と言ってもらえるとは思っていない。訊きたかったのは、新しいHDを換装してもソニーのリカバリディスクが利くか、ということ。理論的には問題ない、との回答を貰った。

で、ビックカメラで内蔵HDを購入。「Ultra ATA/133」、120Gで¥11,800と以前に交換したときより¥3,000安くなっている。回転数も7,200なのでオリジナルより速いかと。リーズナブルです。秋葉原でバルク品を探せば、もっと安いのだろうが、用事のついでだったので、取り合えず、時間をかけず、さくっと済ませる。

さて、ところが、大きなデスクトップ型のPCの場合は筐体の開け方も取り説に記載されているのに、スリム型の場合はそういう説明もないのである。
まず、筐体のはずし方が分からず、いきなりつまづいた。
またまたサポートに連絡。
私「どうやって開けるの?」
サ「修理に出していただきたいのですが・・・」
私「HDの交換ぐらいは通常のことでしょう。古い70Kでも説明されているのに、それより新しい機種で説明していないのはおかしいのでは?」
サ「大変複雑なのでお勧めできません。」

とにかく全て自己責任でやるから、と筐体のはずし方をなんとか聞き出すも、その度に少々お待ちくださいませ、と時間はかかるし、結局後から見れば間違いばかりを教えられた。

とにかく最初の手がかりとして側面の板を後方へはずす、ということが分かった。このきっかけが大事なんですね。なぜかというと、筐体が箱根細工みたいになっているので、これが分からないことには次に進まないから。

後は、成形品のどこがストッパーの爪になっているかを探りながらはずしていく。無理に動かすと折れたりするし、一人で何箇所かのストッパーを同時にはずしながら、筐体をはずして行くのは多少コツがいる。
タワー型と違って、中に簡単にアクセスできない。HDに到達する前にDVDのドライブをはずさないといけないのだ。ということはその前にフロントカバーもはずさないといけない・・・。ということはその前に天板をはずさないと・・・ネジをはずす順番は・・・と全部理詰めに組んである。スペースがないので無理に詰め込んであるわけだが、やっていると、こういう組み立ての設計思想が見えてくるのでおもしろい。それほど複雑ではないが、こういう初めての作業をやるときはデジカメで記録しながらやると後から忘れたときも安心である。

肝心のHDはスペースがないため、フラットケーブルも短く、コネクタが「マスター」しかなかった。
今回はデータを諦めているからいいが、データを移行したい場合はケーブルも「スレーブ」付きのを別途購入しなければならないというわけだ。(ちなみにHDは「SAMSUNG」製であった。まあ、できれば提携は液晶だけにしておいてほしい。)
HDの交換など素人の私でもできる簡単な作業だが、確かに、スリムタイプの場合、そこに到達するまでがややこしい。だからと言って説明できないほどではない。電話では確かに無理だが、ホームページにPDFか何かで、図で説明するくらいのことはしておくのが当たり前だと思う。また、電源コネクターなどやたらと硬いものがあり、道具がないと女性では歯が立たないかもしれない。

VA02DVDドライブを外してようやくHDが見えたところ



さて、交換過程でマザーボードにボタン電池を発見。「CR2032」。念のためこれも交換しておこうと、コンビニへ走る。
この電池は内蔵タイマーの電池らしく、パソコンに通電してれば10年ほど持つが、そうでなければ3年ぐらいの寿命らしい。
失敗したのはこれを一旦取り外すと内臓タイマーがデフォルトに戻るということ。後からパソコンの時間が2002年の1月1日になっていることに気が付いた。既にウイルスのワクチンソフトを入れた後だったので時計を合わせたら、いきなり定義ファイルアップデートの期限が終わってしまった(笑)。
そんなわけでリカバリを2回もかけることになったというオソマツ。

お粗末ながらも無事パソコンは初期状態に戻った。

リカバリ時、青い画面で、「STOP: 0x000000A5   The ACPI Bios in this system is not fully compliant to the specification. Please read the readme.txt for possible workarounds, or contact your system vendor for an updated bios.・・・・」なる警告が出てあせったが、再起動してF7キーで回避できた。(詳細→http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;256841&Product=win2000betaINT)

これからOSやドライバ関係のアップデート、データの復旧とまだまだ先は長いので、とほほだが、取り合えず、コストも期間も最低限で元に戻ってやれやれです。






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