『多摩のかわいいハンドメイド』 中田桃子著

東京の多摩地域にあるハンドメイドの雑貨の店を紹介した本。
それにしても国立、吉祥寺、三鷹方面って文化的アッパークラス感を漂わせていて、下町方面にしか暮らしたことのない私としては、妬けてまうのでありあした。
ま、個人的な雑貨の小さな店を出そうというからにはそういう文化に理解のある地域でないと成立しにくいわけで、どんどん相乗効果で文化的雰囲気が醸成されていくのかもね・・・ってやっぱり悔しい!
最近、雑貨のお店を開こう系の本もよく目にしますが、まあ、実体はそんなに甘いものではないでしょう。あたしが勝手に思うには、そういう店が成功する一般条件としては、地の利以外に、①なんといってもセンスがあること②それを支える確かな技術③楽しみながら継続できる意志、ってとこでしょうか。あと、現実的には資金力と協力者、そしておそらく「運」も・・・。
この本には手作り雑貨からお菓子、料理までいろいろと「かわいい」手作りのお店が紹介されておりまして、あたしのようなおっさんでも読んでいてホンワカしてしまうわけですが、それにしても、こういう手作り系のお店をやって頑張っておられる女性陣には本当に敬服いたしますです。
男性の場合って手作り系というとどーなの?「かわいい」という枕詞を省いたとして、なんだろ、革小物とか、金工(ジュエリー)などだったらガチガチやっている印象がありますが・・・。
あとはかつて革靴を個人で製作して売っているお店を見たことがありますが、残念ながら長続きしなかったようです。あー、そうか男性の場合は、どーしても「職人さん」方向にいってしまうのね。
きっともう少し力が抜けたTシャツのシルク印刷屋さん、なんてのなら昔からありそうだけど、その手のちょっとユルめのって何があるだろう。
ま、「大田区のガチな職人さんの手作り道具」なんて企画もおもしろそうですけど。ハサミや包丁を買いに行きそうだ(笑)
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- 2010-08-09
- 本
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