本：「東京雑貨パトロール」

「東京雑貨パトロール」　森井ユカ著　　講談社




またまた東京の雑貨店紹介本なんですが・・・この本は「おしゃれな雑貨屋さん」を紹介している本ではありません。なんせ、東急ハンズから博物館、美術館のおみやげコーナーまで取り上げられているからです。著者は何をパトロールしてはるのか知りませんが、試験管やフラスコまで逮捕してしまうようです。

「雑貨」というといかにも仕分け不能な一段低いガラクタという印象が付きまといますが、ここに取り上げられているものは、キッチュでポップなガジェットとも言えなくて・・・えーと、なんというか、一番近いのは、量産された「アート」でしょうか。いや、そんな定義おかしいのかもしれませんが・・・。取り上げられているものがどうこうというより、著者の視線を「雑貨」としか表現しようがなかったのでしょう。とにかく共感しました。



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