長く使っていた洗濯機が壊れてしまいました。「いた」というのは修理もできそうにないからです。
SHARPの洗濯機、ES-605CLです。

10年近く使ったでしょうか、長く持ちました。なんせ、シャープのサイトで検索しても出てきません(笑)。おそらく部品は製造終了後8年保存の筈ですから、それ以上経ているということでしょう。
「ES-605CL」で検索するとヒットするのは「糸くずフィルター」です。

ちょっと汚くて申し訳ありません。
実はこの手のフィルターは、樹脂にナイロンなどがインモールド成形されているものがほとんどです。だいたい5,6年で破れてしまうでしょうか。
検索して取り替え部品が販売されていることを知りました。この写真では市販の汎用フィルターを部品に縫いつけてあります。
今回、洗濯機の壊れ方にある意味感心したので俎上に載せてみました。
まず半年ほど前に電源スイッチが全く入らなくなったのです。どうも基盤関係がおかしくなったようで、うんともすんとも言わないので一度は諦めました。
ところが1日、2日でまるで何事も無かったかのように復旧したのです。それ以降、なぜか再び止まることもなく順調に稼働。
で、1、2ヶ月ほど前からお風呂の残り湯を汲み上げるモーターが不良に。勢いが弱まって3倍ほど時間がかかるようになってしまいました。

そしてとうとう昨日、水を攪拌する回転板が空回りするように・・・。

分解してみると、モーターの軸に勘合している樹脂のギヤ状の部分が磨り減っていました。さすがに力がかかる部分だし、水に浸かっている部分なので、接着剤で止まるレベルではないと判断しました。
以前、確かパナの製品でも感心したのですが、構成部品の寿命の設定がすごいと言わざるを得ません。限界の時期が来るとあちこち一斉に壊れはじめます(笑)。
もの作りの観点から、こういう壊れ方は設計精度の高さに思いが至って、悪い気がしないのです。なんだか、使い切ったぜ、という満足感さえあります・・・って、買い換えるまで洗濯どーしたものか・・・。
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