スーパーでいくらでも貰える段ボールは実に工作向けの材料だ。特に「メイクドゥ」のように簡単な接続部品があれば尚更遊び甲斐がある。
ドームを作りたかったのでサッカーボールに挑戦。ところが…

適当にカットして作り始めたら大きくなりすぎた。直径2m以上になり、部屋の中で継続しにくくなった。
この写真を撮るためだけでも部屋を片づけるのが大変だった(笑)。
まあ、この大きさなら子供が入って遊ぶこともできるのだけれど…
で、部品を半分にカットしてやり直し。

これで直径約1.2m。中には入れないけれど、散らかった部屋の中ではこれぐらいが精一杯かな。
これまた「メイクドゥ」が足りなくなったので結束バンドを併用している。
さて、大プッシュしている「メイクドゥ」だが、若干の弱点が見えてきた。
メイクドゥは下の写真のように「ジョイント」と「ストッパー」のギザ(矢印部)が噛み合うことにより保持される。

で、外すときには左右から摘むと噛み合わせ部がたわんで外れるのだが…

少し力が要るので、力が入りすぎると樹脂を曲げてしまうのだ。

こうなるとストッパーが効かなくなったり、緩くなったりしてしまう。(解除時の行き過ぎを防ぐため、おそらく後から付けたと思われる突起が、逆に悪さをしているように見受ける。)
「メイクドゥ」のストッパーは金型の構造からみると、パーティング(金型が合わさる部分)やスライドなど、非常に複雑な設計となっている。使い勝手を考えてかなり気を遣った設計になっていることが分かる。
おそらく試作を重ねてここに至ったのだろうが、ストッパーの解除に対してやや強引な設計かな、とも思う。私だったら、こことあそこを改造するかな…などと。
また、材質がナイロンというのはエコロジーの観点も含めてのことらしいが、私だったらまずPOMを試してみる。材料費はやや高くなるかもしれないが、すぐにバカになってしまう構造・材質ではむしろ非エコと言われても仕方ないところだ。
いずれ長持ちするように改善されることを期待しよう。
110410 追記本家、「メイクドゥ公式ブログ」でこれまでの改善の様子が分かりやすく公開されています。
「メイクドゥの進化」金型で大量に生産するものなので、金型の変更だけでも大変なのです。(こういうものは1型だけで作るものではなく、同じ形をたくさん型に彫り込むので)
少しずつでも着実に改善を続けているところに、物作りの真摯な態度が感じられます。すばらしいぞ、メイクドゥ!!
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こんにちは。
日頃、メイクドゥの投稿&作り方のシェア、ありがとうございます。
そして、ご指摘ありがとうございます。
ご指摘の箇所、実は2年前から指摘していて改善要求を出しています。
まだ市場に出て2年目の製品な為、改善の優先順位が高いものから修正を加えていると思われます。
※ヒンジやノコギリなど、現バージョンではコレでも随分と改善されているのでした。。。
まだこの部分の改善が進んでいないと思われますが、次のバージョンに期待しているところです。
個人的にはこの機構を利用して、外して欲しくない場所を留める時には、ご指摘の箇所をハサミで切ったものを使う様にしています。
※単なる結束バンド的使い方です。
今後も、何かお気づきの点がありましたら、ドンドンお伝えください。
より使いやすく、親しみ易いメイクドゥを目指していきます。
よろしくお願いします。