「トレンドマイクロ」の「ウイルスバスター」のパターンファイル更新がきっかけで、それを使っている世界中のPCに不具合が生じているとか。
個人はじめ、新聞各社、交通関係のPCなど動作が重くなったり、立ち上がらなくなったりで、7万件を超える問い合わせが殺到したとのこと。
当のトレンドマイクロだけでなく、最初は原因不明で各PCメーカーの窓口も大変だったらしい。
日本じゃ土曜日の休みだったことがまだ幸い。
それにしても、まさかPCを守るはずのウイルス対策ソフトが原因だとは「想定の範囲外」だろうし、立ち上がらなくなっている場合はいろいろな情報をPCそれ自体から取れないわけだから(今はセーフモードで立ち上げてファイルを削除する・・・などの手順が流されているが・・・)、特に初心者のユーザーなどは困惑しているのではないだろうか。
土日はほとんどニュースが更新されないIT系のニュースサイトでも取り上げられているのが事の大きさを物語っている。
これだけ大きなPC関係の混乱はパソコンが普及して以来初めてか。
Y2K問題で実際に生じた不具合や、XPのSP2による不具合もこれほどではなかった。
トレンドマイクロが充分なテストをしないでパターンファイルをリリースしたということが今後、問題となりそう。
こりゃもう、ウイルスばらまいたより深刻な事態になったわけで企業にしてみればまさに「オウンゴール」。
シマンテックやマカフィーはぞっとして、胸をなでおろし、ふんどしの紐を締めなおすことでしょう。
日本での「ウイルスバスター」の占有率は個人法人合わせ4割を占め、トップだとか。
ソフトの実力は知らないが、個人的には、それは、あの「薬のカプセル」の絵柄のパッケージデザインによるものだと思う。「コンピューターウイルス」というl言葉のイメージに対し、いかにも分かりやすく訴求する。
さて、このまま「すいませんでした」で落ち着くのか、賠償問題等に発展するのか・・・。
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ウイルスバスターを提供するトレンドマイクロは、ウイルスバスターのパターンファイルに不具合があると発表。 社会的なニュースに。 CNET Japan http://japan.cnet.com/
幸いと言うか 無謀というか 私のPCはワクチンソフトは入ってません(!)
プロバイダーのメールチェックサービスはやってますが・・・。
もし入れるとしてもNortonの方がなんとなく好きなので・・・(Macのころからの愛着か?)
でも本当最近のPCはソフトでもOSでも最新版にした方が良いのかどうか考えてしまいます。今の状態で問題ないのならそのままでいいと思うのですがインターネットで外にアクセスする以上そういうわけにはいかないし・・・。 大変だね・・・