前回、製本体験をしたので、製本に関した本を紹介。
『はじめての手製本』 美篶堂 株式会社美術出版社

『製本工房・美篶堂とつくる文房具』 美篶堂 河出書房新社

両方とも製本工房・
美篶堂による本。
美篶堂さんは知る人ぞ知る手製本の会社。工場は長野ですが、東京にもショップがあり、ワークショップなどの活動もされているようです。私も作品は竹尾の見本帖店で拝見しました。
この本は両方とも内容は似ていますが、後者の方がやや技術的記述が多いようです。
ただし、両方とも「和綴じ」を除いては詳しい糸かがりの製本方法については述べられていません。
(本格的に糸綴じの製本を学びたいのなら他にも製本について説明してある本はたくさんあります。)
その代わり、糊を使って背を固める方法が詳しく述べられています。
これは製本だけでなく、箱などを作るという説明にも関係しているからでしょう。
いわゆる「
カルトナージュ」のように、箱の芯になる厚紙を布や紙でくるむ方法です。
かつては
貼り箱を作る会社は東京にもたくさんあったそうですが、今はどうでしょう。
でも、ネットで調べるといろいろとヒットしますね。
いきなりの製本は敷居が高いけれど、文具としての箱やホルダーなら作ってみたいという方も多いのではないでしょうか。
文具自作派には打ってつけの本だと思います。
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- 2011-11-04
- 本
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