先日ちょっと書いたようにイラレなどで作ったドロー系の絵をそのまま綺麗にネットで表示しようとするときには、PDFを使うのが一般的な選択肢かと思う。普通のブログなどで表示するには多少面倒だったりするのだけれど。
PDFファイルはテキストだけでなく、ドローデータやらjpgなどの画像データも表示してくれるので非常に便利だ。
しかしながら、使っているといろいろと一筋縄ではいかない部分もあって注意が必要だ。
下の絵はドロー系のソフトに画像の「集中線」を埋め込んだものをPDFで吐き出したものだ。この「集中線」の部分は、背景(白い部分)を透明にしたpng形式のデータになっている。
PDFのビューワーは「PDF-Xchange Viewer」である。

一応ちゃんと、ドローソフトで描いたそのままに見えている。
ところが、全く同じデータをデファクトスタンダードとも言える「Adobe Reader」で開いてみると…

な、なんじゃ、こりゃあ!?氷結しとる?
背景の透過した部分との境界が妙なことになってしまう。埋め込まれた画像を表示する際になんらかの処理がされているようだ。
ちなみに他のビューワー「Foxit J-Reader」で開いても同様の現象が出た。
この現象はそのまま印刷にも反映されてしまう。
なので、このデータをネットに上げると、「PDF-Xchange Viewer」を使っている人には問題なく見えても、他のビューワーを使っている人には「おいおい」ってことになる。
過去に私が作ってアップしているPDFデータにもそんなものがあるかもしれない。いやいや…
実際、ネットで公表されているカレンダーなどのデータでも、ビューワーによっては、不具合が出て表示あるいは印刷されるものがあった。
こういうことがないように製作者がチェックできれば良いのだが、一般的な現象ではないために限界もある。逆に、何らかの不具合のあるPDFデータがある場合は、ビューワーを変えることによって解決する場合もあるということだ。
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