昔乗っていたバイクの写真が出てきた。
何台かのバイクに跨ったが、ほとんど写真を撮っていないので残っていない。
YAMAHAのTDR-80


ノーマルでこれほどかわいらしいバイクはないのではないか、と思う。
今でも大切にされている方は少なくないだろう。
80ccだったので原付の30km/h速度制限もなく、非力ながらそこそこ走ってくれた。
今でもこんなバイクがあれば本当に乗ってみたい。
バイク人気も凋落の昨今。私も乗らなくなってしまった。原因のひとつは維持の困難さ。一戸建てで中庭でも無ければ安全に持っていることは難しかった。駐車場に置いておくといたずらされて部品を盗まれたりした。
そして何よりも交通事情の悪さ。
本来少ない排気量で移動できる手段なのだから、もっと利用されてもよい乗り物の筈だ。だが、周りに自動車が密集して走っている状態では危険極まりない。
このバイクに乗っているときにも事故を経験した。前を走っていた軽トラが減速して左に寄ったので右側を通過しようとした。停車すると思ったのだ。すると突然、ウインカーも出さずに右折してきた。避けたが、車にひっかかって転倒した。幸い巻き込まれず打ち身と擦り傷程度で済んだ。自分ももう少し注意すべきだったのだろうが、ウインカーを出さない手合いを常に想定して走るのは難しい。
先日もバイクの事故を目撃したが、加害者がウインカーを出さずに左折したので斜め後方を走っていたバイクが引っかけられたのだった。
バイクに乗り始めたときにもトラックに巻き込まれそうになったことがある。あれはセローに乗っていたときだったか。流れに乗って皆が左折する中、前の一台だけが、交差点直前にあったコンビニの駐車場に入ったのだ。巻き込まれそうになって転倒した。
誰もが左折する場合は左側に注意を払うというわけではないらしい。
私もそのトラックが信号で左折すると思ったのは思いこみ、と言われればそうというしかない。
どれだけ注意していても事故は起こる。都会ではその頻度が高くなり、事故が起こったときに二輪と四輪では当然ながら二輪側に被害が及ぶことが多い。
最近は自転車が見直されてきているが、同じ車道を自転車と車が走るという現状など私には狂気の沙汰としか思えない。
しかし東京などでは交通システムを根本的に作り直すことなどもう不可能なのだ。
100年後に人口が半分になったときに我々はどんな乗り物に乗っているのだろう。いつか誰もが安全に肌をさらして二輪に乗れるようになるのだろうか?
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