以前、「あかんデザイン3」でペットボトルのキャップのリサイクルについて書いた。
「あかんデザイン3」そのときにキャップが外れないようにするアイデアを書いたのだが、その後、今年の3月になって「JR東日本ウォータービジネス」が自社のオリジナルブランド
「From AQUA」のミネラルウォーターに落ちないキャップを採用した。
このキャップは私が書いたような単純なものではなく、従来型のキャッパ(キャップを自動的に締める機械)で利用できる複雑な構造をしている。

開いたところ。カチッとクリックして留まる。

いや、これはすばらしいね。実に複雑な構造をしている。

この構造は金型を熟知していないと作れない筈だ。
特殊な鋼材を使っているのだろうか、金型がエッジになっているので相当難しい造りの筈。というか以前からペットボトルのキャップには高度な技が使われているとは思っていたのだが…(例えば、ある種のペットボトルのキャップには「ベントホール」という切れ目が6ヶ所入っている。これなど金型で作っているとは思えないのだが…
「ペットボトルキャップの切れ込みの存在、知ってますか?」)
実際、実物を観察しても解せない部分があるほど。
さて、実際の使い勝手はというと、
カチッと止まる位置まで下げないと飲むときに鼻に当たる(笑)
HPの動画でもそのことについて触れていたので可笑しかった。
また、しばらく使っていると樹脂が伸びてクリックがかかりにくくなったりもする。しかし、いずれにしても片方の手でキャップを持っている必要がないので便利だ。
余談だが、このキャップを観察していると、開封確認のために切れるミシン目がなぜ、封入時には切れないでキャップが嵌るのだろうか、というような疑問の解答が見つかる。もちろん、全てのペットボトルのキャップがこのように作られている訳ではないようだ。たかかキャップだが、そこには実に奥深い技が込められているのだ。
ちなみにキャップだけを評論しているヘンなサイトがあった(オマエが言うな!)
JR東日本の 『FROM AQUA』 に、本邦初となる 「落ちないキャップ」 登場!ペットボトルキャップ時評
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