正確には「ずっと使っていたもの」です。
シャープの掃除機、「EC-L7F」。

なんと裏側の表示を見ると95年製とありました。その年に買ったものではないにしても15年程使ったことになります。
実はまだ問題無く動いているのですが、買い換えることにしました。
一番の原因は紙パック周りの埃の漏れ。当時は良いフィルターが無かったのか、安物だからか、かなりオソマツなフィルターを使用しています。まあ、さほど気にせず使ってきたわけですが…
基本的にシンプルで機能的なデザインが気に入っています。
取っ手のチューブ部分は単純な樹脂の筒。ブラシ部分を差し込むだけだから使っているうちに圧力でひび割れてきました(笑)しかし、ガムテープを巻いただけで問題無く使えています。鋸でカットしてもいいでしょう。チューブだけなので軽くて済むし。

アイアンマンのマスクのようにカバーを持ち上げるとそこに紙パックが。ホースから紙パックがダイレクトに繋がれ、その後にモーターがあって吸引するというシンプルさ。
この紙パックはシャープのこの手の紙パック式の掃除機に対して今でも現役で販売されています。長い間同じフォーマットが採用されているということは基本設計の優秀さを物語っています。
安価で長持ちする製品を製造することは日本の家電メーカーの真骨頂でもあります。
(
「ずっと使っている(いた)もの 6」)
おそらく今では紙パック式でもフィルターにHEPAフィルターなどを使って排気もクリーンになっていることでしょう。
今回、以前から「サイクロン式」を試してみたいという欲求があったのと、非常に価格のお安い機種をamaからオススメされたので(笑)、買い換えてみました。もちろん、最近不調のシャープさんを応援する気持ちもあります。
機種はシャープの「EC-CT12」。

サイクロン方式と言えば本家は「ダイソン」ですが、まあ、お高くて手が出ませんし、いろいろな評価を見れば欠点も多いようです。廉価ではあるにしても、日本のメーカーでは特許の関係で一番まともなサイクロン方式の掃除機を作っているのがシャープのようです。
スタイリングはメカメカしいのですが、分解しながらよく見てみると、機能によりそった造形であることが分かり、好感が持てました。

カップ部が簡単に分解でき、水洗いできます。メンテが嫌な方にはオススメしませんが、私にとってはポイントが高いところ。
必要な構造をシンプルにまとめるというシャープの掃除機設計の思想が受け継がれています。
少し使ってみた感想としては、吸引力は旧式の掃除機に比べずっと上がっています。ただし、回転ブラシのせいもあり、非常にうるさいです。
埃はどうしてもダストカップに全部落ちきらず、部品の接合部分に残ります。簡単に取り外しをするためか、コストの関係か、部品の接合部が甘いですね。負圧になるのでそこから埃が外に舞うことはないのでしょうが…ホースも樹脂製なので重たいです。ホース部に電線が通っていないので単純な樹脂のチューブでもいいのですが、さすがにそういう安っぽさは出せないか(笑)
他にも私は排気によって埃が舞い上がるのを防ぐため、今までは本体を持って使うという力業を使っていたのですが、今回の機種はそうすると排気口が下を向いてしまうのでその方式では使えなくなりました。
いずれにせよ、かなりの吸引力があり、HEPAフィルターで排気もまあ大丈夫そうだし、何より、埃が見える化されているのはいいことで、こまめに掃除したくなります。
さて、どれくらいのお付き合いとなるでしょうか。
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