『東京電力は26日、気温の大幅低下により同日の電力需要が見通しを大幅に上回る懸念が強まったとして、他電力4社から緊急の応援融通を計最大約100万キロワット受けた、と発表した。応援融通を受けるのは福島第1原発事故直後で計画停電を実施した昨年3月以来。 』
SankeiBiz 2012/11/27 08:15 より引用。
これには気象庁がこの日の最高気温を19℃と予報していたのに、実際には10℃に届かず、東電の需要予想が狂い、急な供給力上積みができなかったという要因もある。
最大電力の使用率は融通がなければ96%で「厳しい」状態だった、とのこと。
巷で節電、節電と騒いでいた日々から2年も経っていない。あれから、原発をはじめとする電力会社の様々な状況は何一つ改善されていないようにも思える。
先日新橋駅を歩いていて見かけた光景。目を疑って写真を撮った。

通路に延々と並ぶ巨大な液晶。いわゆるデジタルサイネージ。
実は柱の反対側にも同じものがあり、計10面の同じ広告が流れているのだ。
以前書いた新型の液晶自販機もあちこちで見る。
「進化の袋小路」『冬の「電気の上手な使い方」をご紹介します』(東京電力)
相変わらずの節電のお願いだが、世間では既にどこ吹く風のようだ。もっとも節電が行き渡って、電力の売り上げが落ちたらそれを理由に値上げされそうだが。
私は電車内の吊り広告でもキャンペーンだかで同じものが一両全部に並んでいるのが大嫌いだ。この新橋駅のサイネージも同様の頭の悪さを感じさせる。同じものを並べてインパクトを与えれば通行人を洗脳できると考えている広告屋の不遜さが嫌なのだ。
ちなみに足を止めて写真まで撮っておきながら、今、このブログを書くまで、ここに錦織圭が写っていることなど全く記憶に無かった。誰もが足を止めることのない通路だからか、次々と変わる映像だからか。クライアントさん、こんなとこに広告出しても無駄でっせ(笑)
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自分の場合は子供の頃に大学の塀に全共闘の貼った安保反対の
ポスターによる刷り込みかもしれないけれど(笑)
どちらにしてもインパクトは有るかもしれないけど
逆に引いてしまう人の方が多いんじゃないですかね。