先日、知り合いの方が『時々、「USBのケーブルを挿す時にどっちが上か分からない」という書き込みを見かけるけれど、必ず上にマークが付いている』というツイートをされていた。
これを読んで、「はて?USBの上下とはなんだろう?」と思ってしまった。ちょっと考えて合点がいったのだが、ノートパソコンなどの場合、USBのコネクタは横向きに差し込むものがほとんどのようなので、上下に気をつけて差し込む必要があったのだ。
私はメインでデスクトップを使っているのでそういう感覚がなかったのだ。少なくとも私の使ってきたデスクトップの場合はUSBソケットは全て縦になっていたからだ。
USBコネクタの形状は一般によく使われるものはAとBだろう。ここで問題にしているのはもっともよく使われる「A」タイプである。(これ以外にデジカメなどで使われるミニやマイクロがある。)

BタイプはHDDなどの周辺機器によく使われていてアルファベットの「D」のような形状。

お馴染みのAタイプ。
プラグの方は家にあるものを見たら全てこのように中の突起部と反対側にUSBマークが付いていた。
プラグの上下とマークの位置関係についてはネット上を検索してみたが、正確な規格としては見つけられなかった。逆向きにマークが付いていたという書き込みも見つけたので、規格の厳密さが、どの程度なのかよく分からないが、現状、ほぼこの通りになっているようである。
ユニバーサル・シリアル・バス(Wikipedia)さて、ソケット側である。

家にあるノートパソコンを見てみたら、メーカーの異なる2台ともこのように、ソケット側の突起が上に付いていた。即ち、プラグのUSBマークを上にして差し込めば、正しく差し込めるわけだ。
上下の場合、一旦このお約束を理解すれば確かにあまり戸惑うことはない。ところが縦の場合は簡単ではないのだ。まあ、ネット上には、この単純な長方形の外形もあいまって、左右が分からず一発で差せないイライラがいっぱい書き込まれている。
家のデスクトップを調べてみた。
DELL

ソケットの右側に突起あり。本体裏面のUSBも同様。
SONY

左側に突起あり。
このようにメーカーでも左右は統一されていない…
どころか…

同じパソコンの裏側のUSBコネクタ。突起は右側!
なんと一つのパソコンで表と裏で左右が統一されていないではないか。
しかも、ソケット側のマークの方向も一定ではない。
これでは、いちいち確認しながらでないと正しく差し込めないわけである。
どちらのパソコンも横置きにはできないタイプなので、USBの縦方向に対してはどうやら規格がないようだ。
私の場合、特にパソコン(ワークステーション)がでかくて動かせないので、裏側にあるUSBソケットが壁際で覗けなくて、手探りで差そうとするのだが、ほんとに困ることがある。
さて、昨年、このような不便を解決する商品が発売された。
「どっちもUSBシリーズ」(BUFFALO)すばらしいねえ。左右上下を厳密に分かり易く規定するより、どちら向きでも差せるという、この解決策はほんとに正しいデザインだと思う。
ソケット側とプラグ側の両方あって、単体のケーブルもあるので、次にケーブルを購入する場合はこれしかない、と思う。
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